感覚追求尺度の由来と、生まれつきの性質なのか
ザッカーマンは1960〜70年代の感覚遮断実験からこの概念を発展させ、最終的に上記4因子からなる標準化された質問紙、感覚追求尺度としてまとめました。この傾向は脳内のドーパミンなど報酬系と関連する可能性を示す研究もあり、青年期から成人期にかけてかなり安定して推移する一方、加齢とともに全体的に低下する傾向も報告されています。生まれ持った気質と環境・経験の両方が関わる特性として理解されるのが一般的です。
タイプT性格と混同されやすい理由
感覚追求性とタイプT性格はどちらも「刺激とリスクを楽しむ傾向」を扱う点でよく似ていますが、感覚追求尺度は4つの下位因子に分かれた標準化された学術的心理検査であるのに対し、タイプTは身体的スリル型・知的冒険型のように類型を分けることに重点を置いた大衆的な概念という違いがあります。実際、ザッカーマンの研究がファーリーのタイプT理論の形成に影響を与えたとされています。
よくある質問
感覚追求性が高いと問題になりますか?
それ自体が問題というより、一つの性格特性です。ただし脱抑制やスリル追求の傾向が非常に高い場合、危険な行動や物質使用と関連する可能性がやや高いとする研究もあるため、安全な方法で刺激欲求を満たす方法を見つけることが助けになる場合があります。
4つの因子のスコアは同じくらいになるべきですか?
いいえ。ほとんどの人は4つの因子で異なる水準を示します。例えば経験追求は高いが身体的スリル追求は低いというように、因子ごとに異なる組み合わせが現れるのが一般的です。