世界のダンス事典 - バレエ、タンゴ、サルサなど10種

バレエからベリーダンスまで、世界各国を代表するダンス10種を紹介します。

バレエ(イタリア・フランス)

15世紀イタリアのルネサンス宮廷で始まり、フランスのルイ14世時代に体系的な芸術形式として発展しました。優雅な動きと定型化された足のポジションが特徴です。

ワルツ(オーストリア・ドイツ)

3拍子のリズムに合わせてカップルが回転しながら踊る社交ダンスで、18〜19世紀のオーストリア・ウィーンを中心に大流行しました。今日でも舞踏会を代表するダンスとされています。

フラメンコ(スペイン・アンダルシア)

スペイン南部アンダルシア地方でジプシー(ロマ)、ムーア人、アンダルシア文化が融合して生まれたダンスで、情熱的な手拍子と足踏み(サパテアード)が特徴です。ユネスコ無形文化遺産に登録されています。

タンゴ(アルゼンチン)

19世紀末、アルゼンチン・ブエノスアイレスの港町でヨーロッパ移民と現地文化が混ざり合って生まれました。抑制されながらも強烈なパートナー間の呼吸が特徴です。

サルサ(キューバ・アメリカ)

キューバの伝統的なリズムに根ざしており、その後ニューヨークのカリブ系移民コミュニティを中心に今日の形に大衆化されました。速いリズムと華やかな回転動作が特徴です。

サンバ(ブラジル)

アフリカから伝わったリズムとブラジル文化が結びついて生まれたダンスで、毎年開催されるリオのカーニバルの華やかなパレードを象徴する代表的なダンスです。

ブレイクダンス(アメリカ)

1970年代ニューヨーク・ブロンクスのヒップホップ文化の中で生まれたストリートダンスです。パワームーブやフリーズなど、曲芸に近い動きが特徴で、2024年パリオリンピックで正式種目として採用されました。

ベリーダンス(中東・エジプト)

アラビア語で「ラクス・シャルキー(東洋の踊り)」と呼ばれる中東地域の伝統的なダンスで、腰や骨盤を柔軟に動かす波のような動作が特徴です。

フラ(アメリカ・ハワイ)

ハワイ先住民の伝統的なダンスで、手の動きや身振りを通じて自然、神話、歴史の物語を伝える役割を担っています。ハワイ文化のアイデンティティを代表するダンスとされています。

ボリウッドダンス(インド)

インドの伝統古典舞踊の手の動きや表情演技に、西洋の現代舞踊やヒップホップなどが融合して生まれたダンスで、インドの映画産業(ボリウッド)を通じて世界中に知られるようになりました。

ダンスはなぜ地域によって異なる発展を遂げたのか

ダンスは、その地域の歴史、宗教、移住、文化交流の痕跡をそのまま映し出す芸術です。同じリズムでも地域を移りながら新しいスタイルと結びつき、まったく異なるダンスへと生まれ変わることもあります。サルサがキューバで始まりニューヨークで大衆化された例が代表的です。

音楽ジャンルも一緒に知ってみましょう

ダンスと密接に結びついた世界各国の音楽ジャンルが気になる方は、世界の音楽ジャンル事典もぜひ本サイト内でご覧ください。

よくある質問

オリンピック正式種目になったダンスもありますか?

はい、ブレイクダンス(ブレイキン)は2024年パリオリンピックで初めて正式種目として採用され、スポーツとしても認められました。

世界の祭りの情報も見られますか?

はい、サンバが象徴するリオのカーニバルのようにダンスと関連する世界各国の祭りが気になる方は、世界の祭り事典もぜひご覧ください。