なぜAWGの数字は逆順なのか
AWGは電線を細くするためにダイス(型)に繰り返し通して引き伸ばす製造工程に由来し、もともとの番号は「何回引き伸ばしたか」を示していました。回数が多いほど電線は細くなるため、番号が大きいほど細い電線という今の体系につながっています。単に断面積を測るmm²とは成り立ちがまったく異なります。
違いが実際に問題になる場面
海外製ケーブルの仕様書を国内の規格と見比べる程度であれば、おおよその換算で十分な場合が多いです。しかし家庭のコンセントやモーターなど、実際に電流が流れる配線では、換算値に頼らず、その国の電気設備の基準が定める許容電流表に従って電線を選ぶ必要があります。
よくある質問
換算表で一番近いAWGを選んで配線に使っても大丈夫ですか?
信号線のような低電力の配線であれば、おおよその換算で問題ないことが多いです。しかし家電やコンセント、モーターなど実際に電流が流れる配線では、換算値ではなく、その機器や地域の電気規格が定める許容電流の基準に従って選ぶ必要があります。
なぜAWGとmm²はきりのいい数字で一致しないのですか?
AWGは電線を引き伸ばした回数に由来する幾何学的な数列であるのに対し、mm²は単純な断面積の測定値だからです。もともと互換性を意図して作られた単位ではないため、換算すると2.08mm²のような中途半端な数値になります。