窓の断熱フィルムの貼り方

窓の断熱フィルムは、古い窓や隙間のある窓からの隙間風と熱損失を抑える最も安価な方法の一つで、1枚あたり1時間もかかりません。

  1. 仕組みを理解する

    このフィルムは窓枠全体を薄いプラスチックの膜でもう一枚覆い、フィルムとガラスの間に動かない空気の層を作ります。この閉じ込められた空気の層が、寒い時期の隙間風と熱損失を抑える仕組みです。

  2. 窓枠を掃除する

    フィルムを貼る前に、乾いた布で窓枠のホコリと水分をきれいに拭き取ります。清潔で乾いた面のほうが両面テープの粘着力が長持ちします。

  3. 両面テープを貼る

    窓枠の縁に沿って隙間なく断熱フィルム用の両面テープを貼り、角の部分はテープを重ねて貼ることで、空気が入り込む弱点ができないようにします。

  4. フィルムを貼る

    テープの剥離紙を少しずつはがしながら、窓枠の上から下へフィルムを押さえて貼っていきます。窓のサイズより少し大きめに切っておき、あとで余分な部分を整理します。

  5. 熱でピンと張る

    フィルムを貼り終えたら、ヘアドライヤーの温風をフィルム表面から5〜10cmほど離して全体にまんべんなく当てます。フィルムが引き締まってピンと張り、しわやたるみがなくなります。

  6. 余分なフィルムを切り取る

    テープの外側にはみ出したフィルムをカッターやハサミできれいに切り落として仕上げます。

  7. 換気について知っておく

    断熱フィルムを貼ると窓を開けて換気することが難しくなり、一度はがすと再利用しづらいことが多いため、寒い季節の間だけ貼っておき、暖かくなったら完全にはがすことを前提に施工時期を決めるとよいでしょう。

薄いプラスチックの膜が効果を発揮する理由

ガラス面からの熱損失は主に対流によって起こります。ガラス付近の冷たい空気が下がり、部屋の空気を巻き込みながら循環することで熱が奪われるのです。フィルムと窓ガラスの間の密閉された空気層は、この対流のサイクルを断ち切ります。仕組みとしては複層ガラスと同じで、はるかに低いコストと手間で同様の効果が得られます。

しわのない仕上がりには力ではなく丁寧さが必要

よくある失敗は熱で縮める工程を急ぎすぎることです。ドライヤーを近づけすぎたり同じ場所に留めすぎたりすると、フィルムが均一に張らずに溶けたり歪んだりします。角から始めて外側へ扇状に動かしながら、ドライヤーを常に動かし続け、区画ごとに丁寧に作業することが、ガラスのように透明できれいな仕上がりへの近道です。

よくある質問

どんな窓にも使えますか?

ほとんどの平らな窓枠には使えますが、変わった形状の窓や曲面の枠、テープがしっかり貼り付かないほど枠が狭い窓には向きません。購入前に製品の説明で必要な枠の幅を確認してください。

来年の冬にフィルムを再利用できますか?

基本的にはできません。はがす際にフィルムが伸びたり破れたりしやすく、粘着剤も一度はがすと粘着力が落ちてしまいます。1シーズン限りの低コストな製品として設計されているため、毎年新しいフィルムとテープを用意するつもりでいましょう。