マジックパケットの中身は実際何なのか
Wake-on-LANの「マジックパケット」は、パケットのペイロード内に対象機器のMACアドレスを16回連続で含む、特殊な形式のネットワークブロードキャストです。パソコン本体の電源が切れている間も、ネットワークアダプターは極めて低消費電力の待機状態を保ちながら、まさにこのパターンだけを監視し続けており、それを検知するとマザーボードに信号を送ってシステムの電源をオンにします。
Wake-on-LANがうまく動かないことがある理由
よくある原因はWindowsの「高速スタートアップ」機能です。これは本来のシャットダウンとは異なり、ネットワークアダプターを完全にはシャットダウンしないため、ハードウェアによってはWOLの動作に影響することがあります。また、Wake-on-LANはマザーボードとネットワークアダプターに電力が供給され続けていることが前提のため、電源タップやPSU本体のスイッチでそもそも電源が切られている場合は、アダプターが待機状態を保つための電力自体が存在せず、機能しません。
よくある質問
Wake-on-LANはWi-Fi経由でも機能しますか?
安定して機能することはあまり期待できません。多くのWi-Fiアダプターは、有線のイーサネットアダプターとは違い、省電力状態では完全に電源が落ちてしまうため、マジックパケットを待ち受け続けられません。リモートで起動したいパソコンには、有線のイーサネット接続を強くおすすめします。
VPNなしでインターネット経由のWake-on-LANはできますか?
できます。ルーターで起動用ポートを転送し、DDNSのホスト名で自宅ネットワークに到達できるようにすれば可能ですが、その分そのポートをインターネットに公開することになります。ポートを公開したくない場合は、まずVPNで自宅ネットワークに接続してから、その内部で起動コマンドを送るほうがより安全な方法です。