VARK学習スタイルモデルとは

VARKモデルは、教育者ニール・フレミングが開発した、学生が自分に最も自然に合う勉強法を見つけられるように学習の好みを4つに分類したモデルです。

視覚型(Visual)

文字や口頭説明よりも、図表、グラフ、色分け、空間的なレイアウトで情報を得ることを好みます。効果的な勉強法として、マインドマップ作成、色分けを一貫させたマーカー活用、ノートを図解に変換することなどが挙げられます。

聴覚型(Aural)

講義や口頭での説明、音読など、聞くことと話すことを通じて最も学びやすいタイプです。効果的な勉強法として、講義の録音を聞き返す、ディスカッショングループで学ぶ、概念を声に出して説明することなどが挙げられます。

読み書き型(Read/Write)

図解や口頭説明よりも、文字による情報の入出力を好むタイプです。効果的な勉強法として、ノートを自分の言葉で書き直す、リストを作る、講義だけに頼らず教科書をじっくり読み込むことなどが挙げられます。

体感型(Kinesthetic)

受動的なインプットよりも、直接手を動かす体験と実践を通じて最も学びやすいタイプです。効果的な勉強法として、演習問題を解く、実物模型を使う、実習を行う、学んだ概念をすぐ具体的な例に応用することなどが挙げられます。

なぜVARKは教育現場でここまで広まったのか

ニール・フレミングは1980年代後半、教師と学生が自分の情報の受け取り方の好みを振り返るためのシンプルで実践的な質問票としてVARKを開発しました。より複雑な心理学モデルに比べたそのシンプルさが、学校現場から企業研修まで幅広く普及した大きな理由です。

学習スタイル理論について研究が実際に示していること

よく知られた論争点として、人が情報の受け取り方に好みを持つこと自体は明らかですが、教え方を本人の申告する「スタイル」に合わせることが、全員に複数の方法を組み合わせて教える場合と比べて実際に学習成果を向上させるという厳密な証拠は、これまでの研究では概ね得られていません。現在多くの研究者は、VARKを人がどう最もよく学ぶかを科学的に裏付けたモデルとしてではなく、自己省察や勉強法にバリエーションを持たせるためのツールとして推奨しています。

よくある質問

自分が「視覚型」だと診断されたら、他の勉強法は避けるべきですか?

多くの学習研究者は「いいえ」と答えるでしょう。同じ内容を複数の方法(例えば読むことと声に出して説明することの両方)で勉強する方が、たとえその方法がより快適に感じられなくても、一つの好みのスタイルに固執するより記憶の定着を助ける傾向があります。

一人の人が複数のVARKタイプに当てはまることはありますか?

はい、それはむしろよくあることです。多くの人は2つ以上のカテゴリーでほぼ同程度のスコアを示し、「マルチモーダル」学習者と呼ばれることもあります。一つの支配的なタイプにきれいに収まる人ばかりではありません。