中古家電を買う前に省エネ性能を確認する方法

中古家電は価格だけ見るとお得に見えても、その先何年分もの余分な電気代を考慮すると話が変わってきます。購入前に確認すべきポイントを紹介します。

統一省エネラベルまたはその代わりになる情報を探す

冷蔵庫やエアコン、テレビなどの主要家電に表示が求められる統一省エネラベル(多段階評価とマークで表示)は、中古で再販される頃には剥がれていたり見えなくなっていたりすることがよくあります。ラベルがない場合は、本体内部や背面のシールにある型番をメーカーサイトや資源エネルギー庁の関連データベースで検索すると、元の省エネ性能の情報が見つかることがあります。

星の数だけでなく年間目安電気料金も確認する

統一省エネラベルには、多段階評価の星の数とあわせて、年間の目安電気料金(円)が表示されています。この金額を見ることで、星の数だけでは分かりにくい省エネ性能の違いを、実際に支払う電気代として直接比較できます。

状態だけでなく実際の製造年も確認する

省エネ基準は数年ごとに見直され厳しくなってきているため、外見の状態が良く問題なく使えているように見えても、10年以上前に作られた家電は、同程度の状態の最新モデルより実際にはかなり多くの電力を消費していることがあります。

省エネ基準達成率100%以上かどうかを確認する

統一省エネラベルには、その時点の省エネ基準に対する達成率が示されています。達成率が100%を超えていれば基準を上回っていることになりますが、古い基準の時代に100%達成していたモデルでも、現在の基準に照らすと相対的に見劣りする場合がある点に注意が必要です。

自分の契約している電気料金単価で実際の差額を見積もる

ラベルに表示されている目安電気料金は、ある一定の電力量料金単価をもとに計算されています。実際の電気代は契約している電力会社やプランによって異なるため、家電の年間消費電力量(kWh)に自分の検針票にある1kWhあたりの単価をかけると、より実態に近い年間電気代を見積もれます。

古い家電が「安く見えて実は高くつく」理由

新品よりかなり安い中古家電でも、何年も使い続けたときの電気代の差を考慮すると、結果的に割高になることがあります。特に冷蔵庫のように24時間稼働し続ける家電ではこの差が積み重なりやすいため、本体価格の差だけでなく、数年分の電気代の差も含めて比較することが重要です。

ラベルや型番の情報がまったくない場合

ラベルがなく型番も読み取れない、あるいは古すぎてメーカー側に記録が残っていない場合でも、購入後に電力量計(ワットチェッカーなど)を一定期間取り付けて実測することで、おおよその消費電力量を把握できます。また、その家電カテゴリーとおおよその年代の平均的な消費電力の目安を参考にする方法もあります。

よくある質問

中古家電でも省エネ関連の補助金・買い替え促進策の対象になりますか?

基本的には対象外であることが多いです。多くの省エネ家電買い替え支援策は新品購入を条件としており、中古品は対象外とされるのが一般的ですが、制度は自治体や実施時期によって内容が異なるため、思い込まずに個別に確認する必要があります。

古くて省エネ性能が低い家電でも、あえて購入する価値がある場合はありますか?

あります。たとえばたまにしか開けないチェスト型冷凍庫のように使用頻度が低い家電であれば、電気代の差はそれほど大きな問題になりません。実際の使用頻度を最悪のケースではなく現実的なパターンで見積もれば、価格の安さのほうが理にかなう場合もあります。