旅行者が知っておきたい基本のトルコ語あいさつ表現

トルコ語はもともとラテン文字で表記されるため、見た目から発音を推測しやすい言語のひとつ。

Merhaba ― こんにちは

発音は「メルハバ」。時間帯を問わず、また丁寧さのレベルを問わずほぼどんな場面でも使える無難なあいさつ。

Teşekkürler ― ありがとう

発音は「テシェッキュルレル」。日常的な感謝の言葉で、友人同士ではよりくだけた「sağ ol(サー・オル)」もよく使われる。

Lütfen ― お願いします

発音は「リュトフェン」。英語の"please"とは異なり、依頼文の最後に添えることが多い。

Evet ― はい

発音は「エヴェット」。ほとんどの場面で標準的かつ明確に使える。

Hayır ― いいえ

発音は「ハユル」。点のない"ı"の音を含み、日本語の「イ」よりも曖昧母音に近く、学習者が最も慣れるのに時間がかかる音のひとつとされる。

Özür dilerim ― すみません / ごめんなさい

発音は「ウズュル・ディレリム」。しっかりとした謝罪の表現で、人とすれ違うときの軽い「失礼」には、英語と同じ「pardon(パルドン)」も使われる。

Güle güle ― さようなら(見送る側が言う)

発音は「ギュレ・ギュレ」。トルコ語では別れの挨拶が役割で分かれており、立ち去る側は「Hoşça kal(ホシュチャ・カル)」と言い、見送る側がこの「Güle güle」で返す。

Memnun oldum ― はじめまして

発音は「メムヌン・オルドゥム」。初めて紹介された相手に対して使う。

「さようなら」は立場によって言葉が変わる

「Hoşça kal」と「Güle güle」を混同するのは学習者によくある間違いだが、英語では立ち去る側も見送る側も同じ言葉を使うため無理もない。トルコ語話者はこの間違いを聞き慣れており、実際の会話で混乱を招くことはほとんどない。

点のあるIと点のないIは別の文字

トルコ語には点のある「İ/i」と点のない「I/ı」という、単なる書体の違いではなく異なる母音を表す別々の文字が存在する。混同すると単語の意味が変わることもあるが、たいていは文脈で会話が成立する。

よくある質問

トルコ語はアラビア語やペルシア語と近い言語なのか

違う。1920年代までアラビア文字を使用し、語彙も長年にわたり借用してきたが、トルコ語は独自のテュルク語族に属する言語であり、1928年の文字改革以降はラテン文字ベースの表記を使っている。

見知らぬ人にはどのあいさつを使えばよいか

「Merhaba」が最も無難で中立的な選択で、時間帯やフォーマルさを問わずほぼどんな場面でも使える。