なぜ摩耗速度は一定のペースで進まないのか
駆動方式やアライメントの状態によって前後のタイヤで摩耗の進み方が異なり、さらに溝が浅くなるほどゴムの体積が減って同じ負荷でも摩耗が進みやすくなる傾向があります。走行距離の推定値はあくまで目安として捉え、実際は定期的な溝深さの再測定で確認するのが確実です。
法定限度に達する前から安全性は低下し始める
雨天時の制動距離やハイドロプレーニング現象への耐性は、法定限度の1.6mmに達するかなり前の段階から徐々に低下していきます。そのため、雨天走行が多い場合は溝深さが4mm前後になった時点での交換を検討する専門家も少なくありません。
よくある質問
溝深さ1.6mmのタイヤはまだ安全に走れますか?
法律上は使用限度ぎりぎりまで走行可能ですが、雨天時のグリップ性能は溝が十分残っているタイヤに比べて明らかに劣ります。安全性を重視するなら、法定限度に達する前、目安として4mm前後での交換を検討することをおすすめします。
4本のタイヤは同じペースで摩耗しますか?
通常は同じペースでは摩耗しません。駆動方式やアライメントの状態、ローテーションの有無、運転の仕方によってタイヤごとに摩耗の進み方が異なるため、4本それぞれの溝深さを個別に測定する方が実態に近い判断ができます。