卓球ルール完全ガイド

身近なレジャーとして親しまれている卓球ですが、正式な競技ルールは意外と知られていません。得点制とサーブのルールを中心に基本ルールをまとめました。

試合の目的

卓球台の上で小さなボールをラケット(ラバー)で打ち合い、ボールを相手コートに正しく返せなかったり相手にミスをさせたりすることで得点を狙うスポーツです。シングルス・ダブルスともに、素早い反応速度と精密な回転コントロールが鍵を握ります。

得点制(11点制)

1ゲームは11点を先に取った方が勝利し、通常は5ゲーム中3ゲーム、または7ゲーム中4ゲームを先取する方式で勝敗が決まります。10対10の同点になると、2点差がつくまで試合が続きます。

サーブ交代のルール

サーブは2点ごとに相手に交代しますが、10対10のデュース状況では1点ごとにサーブが交代します。サーブを打つ際はボールを手のひらの上に乗せ、垂直に16cm以上トスしてから打つなど、細かい規定が定められています。

レットのルール

サーブしたボールがネットにわずかに触れてから有効に入った場合は「レット」が宣言され、そのサーブをやり直します。このほか、試合中に予期せぬ妨害があった場合にも、審判がレットを宣言してそのポイントを無効にし、やり直させることができます。

ラケットの握り方

大きく分けて、握手をするように握る「シェークハンド」と、ペンを持つように握る「ペンホルダー」の2種類のグリップがあります。シェークハンドは両面での打法に、ペンホルダーは素早い手首のスナップを生かした前陣速攻プレーに強いとされています。

基本的な回転(スピン)の種類

ボールを上方向にかけて素早く下に落とす「トップスピン」、下方向に切って低く遅く返す「バックスピン」、左右に曲げる「サイドスピン」が基本的な回転技術です。相手の回転の強さと方向を読み取る力が試合展開を大きく左右します。

基本的な用具

卓球台は国際規格で縦2.74m、横1.525mで、ネットの高さは15.25cmです。ラケットに貼るラバーは表面の突起の形状によって回転量とスピードが大きく変わるため、選手はそれぞれ自分のプレースタイルに合ったラバーを選びます。

東アジアが圧倒的な強さを誇る競技

卓球はオリンピックや世界選手権において長年にわたり東アジア勢、とりわけ中国が世界トップクラスの実力を示し続けている競技です。省スペースで楽しめるため、学校や職場、家庭などさまざまな場所で最も広く親しまれているレジャースポーツの一つでもあります。

21点制から11点制に変わった理由

卓球はかつて21点制を採用していましたが、2001年から国際卓球連盟(ITTF)が11点制へとルールを変更しました。1ゲームがより早く終わるためテレビ中継に有利であること、サーブが2点ごとに交代することでサーブによる有利・不利の影響を減らせることが変更理由として挙げられます。

よくある質問

サーブのときボールを手のひらに乗せてトスしなければならないのはなぜですか?

サーブの公正性を高めるためのルールで、ボールを手のひらの上で静止させた状態から垂直に16cm以上トスしてから打つことで、レシーブ側がサーブの開始タイミングをはっきり確認できるようにしています。これを守らない場合は反則サーブとなり、相手の得点になります。

卓球のボールの素材やサイズは昔と変わったのですか?

はい。かつては直径38mmのセルロイド製ボールが使われていましたが、2000年代以降は直径40mmのプラスチック(非セルロイド)製ボールへと国際規定が変更されました。ボールが大きくなったことで回転量とスピードがやや抑えられ、ラリーがより長く続くようになったと評価されています。