ザラ場は板寄せに挟まれている
株式市場の1日は、ずっとリアルタイムで売買が続く一本道のようにイメージしがちですが、実際には多くの主要取引所が独特の板寄せ方式で始値・終値を決めています。注文をいったん成立させずに集めておき、ある一瞬でまとめて単一価格に約定させる仕組みです。ニュースの見出しや指数の算出に使われる始値・終値は、継続的なザラ場ではなく、このごく短い板寄せから生まれていることが少なくありません。
ここでは一般的な仕組みを扱います——米国の正確な時刻や注文の仕組みは関連記事へ
このページは、取引所によって取引時間の構造がどう異なるかという一般的な概念を、NYSEとロンドン証券取引所という2つの具体例で解説するものです。サマータイムを踏まえた米国市場の正確な時刻については米国株の取引時間ガイドを、指値注文・成行注文など注文方法の仕組みについては株式注文方法ガイドをご覧ください。
よくある質問
すべての証券取引所は同じ取引時間・仕組みですか?
いいえ。時刻そのものだけでなく、寄付・引けに板寄せがあるか、時間外取引を扱っているかといった仕組み自体も取引所や国によって異なります。他の市場と同じだと思い込まず、対象の取引所の公式スケジュールを必ず確認してください。
板寄せと継続的な取引(ザラ場)は具体的に何が違いますか?
板寄せは注文をいったん成立させずに集めておき、ある一瞬でまとめて単一価格に約定させる方式です。一方、継続的な取引は注文が届くたびに1件ずつリアルタイムで約定するため、価格が一度に決まるのではなく取引時間中ずっと動き続けます。