一つの細胞がさまざまな細胞へと育つ仕組み
受精卵一つは細胞分裂を繰り返しながら、筋肉、神経、皮膚など異なる機能を持つ数多くの種類の細胞へと分かれて発達していきます。このように多様な細胞へと分化できる未分化の細胞を幹細胞と呼び、再生医療の分野で大きな注目を集めています。
幹細胞の作製に使われたウイルスの話も知っておきましょう
山中伸弥が初めて人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作ったとき、必要な遺伝子を細胞内に運び込むためにレトロウイルスベクターが使われました。ウイルスが細菌とどう違うのか知りたい方は、ウイルスと細菌の違いについても確認してみてください。
よくある質問
胚性幹細胞とiPS細胞はどのような点が違いますか?
胚性幹細胞は胚を破壊しなければ得られないのに対し、iPS細胞はすでに分化を終えた成体細胞に特定の遺伝子を入れて人為的に戻した細胞であるため、胚を使わずに似た万能性を得ることができます。
臍帯血バンクはなぜ利用されるのですか?
へその緒と胎盤から得られる臍帯血には造血幹細胞などの成体幹細胞が豊富に含まれており、将来白血病などの血液疾患の治療に活用できる可能性を見込んで冷凍保存するケースが多くあります。