なぜブロンデルの公式が今も使われるのか
17世紀にフランスの建築家ブロンデルが考案したこの公式は、平地での歩幅(約63〜65cm)を階段でも再現しようという発想に基づいています。歩幅と同じ距離感を階段の一段一段で保てると、歩幅を縮めたり伸ばしたりする必要がなく自然に上り下りできます。
建築基準法の数値は快適さと安全性の両方に関わる
比率が適正範囲から外れた階段は歩きにくいだけでなく、転倒事故のリスクも高まります。そのため建築基準法施行令では、ブロンデルの公式のような設計指針にとどまらず、蹴上げの上限や踏面の下限が具体的な数値として定められています。
よくある質問
ブロンデルの公式を守れば建築基準法もクリアできますか?
必ずしもそうとは限りません。ブロンデルの公式はあくまで歩きやすさの目安であり、建築基準法施行令が定める蹴上げ・踏面の数値基準とは別物です。実際の設計では法令の基準を優先して確認する必要があります。
計算した蹴上げの数値が中途半端になった場合はどうすればよいですか?
段数を変えて再計算し、建築基準法の範囲内でかつ施工しやすいきりのよい数値になるよう調整するのが一般的です。