STPは管理型スイッチの機能であり、すべてのスイッチが持っているわけではない
STPを実行するのは管理型スイッチだけで、家庭でよく使われる安価な非管理型スイッチには、そもそもこの機能自体が存在しないことがほとんどです。だからこそ、非管理型スイッチ2台を冗長なケーブルでうっかりつないでしまうことが、小規模なネットワークでループが発生する典型的な原因になります。それを検知する仕組み自体が動いていないためです。
使用中のリンクに障害が起きると、ブロックされていたポートはどうなるか
ブロックされているポートは無駄になっているわけではなく、待機中の予備経路です。STPは現在使われているリンクに障害が発生したことを検知すると、それまでブロックしていたポートを再び開いて通信を復旧させます。これこそが、STPが正しく機能している前提で冗長な配線をしておく本来のメリットです。
よくある質問
STPがブロックしたポートはずっと使われないままですか?
いいえ。通常時はブロッキング状態で待機していますが、使用中の経路に障害が発生すると、STPがそれを検知してブロックしていたポートを再び開き、通信を継続させます。つまり冗長な接続は、普段は待機状態の予備経路として活用されているのです。
ループが発生した場合、ルーターを再起動すれば直りますか?
一時的に症状が緩和されることはありますが、根本原因である誤った冗長配線がそのままであれば、すぐに同じ問題が再発します。ケーブルの接続構成を点検して不要な冗長接続を取り除くか、STPに対応した管理型スイッチに交換するのが根本的な解決策です。