韓国語の分かち書き(スペースの入れ方)基本ガイド

日本語には単語間にスペースを入れる習慣がないため、韓国語のこのルールは新鮮に感じるかもしれません。ネイティブでも間違えやすい6つの基本ルールを解説します。各項目をタップすると詳しく確認できます。

  1. 助詞は前の単語にくっつけて書く

    이/가(主格)、을/를(目的格)、은/는(主題)、에서(〜で・から)、까지(〜まで)のような助詞は、文法上は独立した単語ですが、常に直前の単語にスペースなしでくっつけて書きます。「학교에서(学校で)」であって「학교 에서」ではなく、「집까지(家まで)」であって「집 까지」ではありません。

  2. 依存名詞は前とスペースを空けて書く

    수(〜すること・可能性)、것(こと・もの)、데(場所・状況)、만큼(〜だけ)、뿐(〜のみ)のような依存名詞は、単独では使えず前の修飾語に寄りかかって使われますが、文法上は名詞として扱われるため、前とスペースを空けます。「할 수 있다(できる)」であって「할수있다」ではなく、「아는 것(知っていること)」であって「아는것」ではありません。

  3. 単位を表す名詞は数字とスペースを空ける

    개(個)、명(名)、살(歳)、시간(時間)、마리(匹)のように数量の単位を表す名詞は、原則として前の数を表す語とスペースを空けて書きます。「한 개(1個)」であって「한개」ではなく、「세 시간(3時間)」であって「세시간」ではありません。序数として使う場合やアラビア数字と一緒に使う場合(3시간など)は、くっつけて書くことも認められています。

  4. 補助用言は原則スペースを空けるが、くっつけることも許容

    본용言(本動詞)の後に続く補助用言 — 「먹어 보다(食べてみる)」の보다や、「읽어 가다(読み進める)」の가다など — は原則としてスペースを空けますが、「먹어보다」「읽어가다」のようにくっつけて書くことも公式に認められています。ただし本用言が複合語である場合や、本用言に助詞が付いている場合は、必ずスペースを空けなければなりません。

  5. 姓名はくっつけ、呼称・肩書はスペースを空ける

    姓と名はくっつけて書きますが(홍길동/ホン・ギルドン)、名前の後に続く呼称や肩書 — 씨(〜さん)、님(敬称)、선생님(先生)、사장(社長) — はスペースを空けます。「홍길동 씨(ホン・ギルドンさん)」「김철수 부장님(キム・チョルス部長)」のように書きます。

  6. 数字を表記する際のスペース

    만(万)、억(億)のような大きな数の単位は、数をハングルで書き出す場合は原則としてスペースを空けますが、アラビア数字と組み合わせる場合は慣用的にくっつけて書きます。ハングルで書けば「이천이십오 년(二千二十五年)」とスペースを空け、アラビア数字なら「2025년」とくっつけて書きます。

なぜ韓国語では分かち書きがこれほど重視されるのか

韓国語は助詞が単語に直接くっつく言語であるため、どこにスペースを入れるかは単なる表記上の好みではなく、文の読みやすさそのものに直結します。公式ルールは韓国の国立国語院が定めており、学校の作文からビジネス文書まで、韓国語をきちんと書きたい学習者にとって身につける価値のあるルールです。

どこまで表記の揺れが許されるのか

いくつかのルール、特に補助用言やアラビア数字と組み合わせた大きな数の単位については、公式にくっつけて書く表記も認められているため、両方の書き方を見かけたからといって片方が間違いとは限りません。ただし、正式な文章や学術的な文章では、原則どおりスペースを空けた形を選ぶのが無難です。

よくある質問

ネイティブでも分かち書きを間違えますか?

はい。分かち書きは韓国語ネイティブでも最も間違えやすい表記分野の一つで、特に依存名詞のルール(할 수 있다 と 할수있다)や補助用言のルールでよく混同が起こります。

全部くっつけて書いてしまっても問題ありませんか?

補助用言やアラビア数字と組み合わせた大きな数の単位など、一部のルールでは公式にくっつけた表記も認められていますが、正式な文章では常にスペースを空けた原則どおりの表記を選ぶ方が安全です。