ソマトタイプ(体型-気質理論)とは?
ソマトタイプ(Somatotype)は、アメリカの心理学者ウィリアム・シェルドン(William Sheldon)が1940年代に提唱した理論で、人の体型を外胚葉型・中胚葉型・内胚葉型の3つに分け、それぞれの体型が特定の気質(性格傾向)と関連すると主張しました。3つの名称は胎児期の3つの胚葉(外胚葉・中胚葉・内胚葉)に由来し、シェルドンは各要素の度合いを1〜7点で評価し、7-1-1のような3桁の数字で表す採点方式も併せて提案しました。
科学的に認められている?
いいえ。シェルドンの理論は発表当初から標本に偏りがあり、写真判定の方法も主観的だと指摘されており、その後の再現研究でも体型と性格の間に明確な因果関係を示すことはできませんでした。現代の心理学界ではソマトタイプを信頼性の低い理論と評価しており、体型だけで性格や気質を判断することは根拠が乏しいとされています。ただし体型そのものを分類するソマトタイプの概念自体は、今日でもスポーツ科学やフィットネス分野で体型のタイプを説明する用語として部分的に使われています。
よくある質問
3つのタイプのうち、どれか一つにきっちり当てはまる人だけ?
いいえ。シェルドンの採点方式自体が内胚葉・中胚葉・外胚葉という3つの要素の度合いをそれぞれ数値で評価するものなので、ほとんどの人は3つの要素が混ざった形で表れるとされています。
ダイエットや運動で体型を変えると気質も変わる?
理論的にも実証的にも、そう考える根拠はありません。体型は運動や食習慣である程度変化させられますが、それが性格や気質の変化を意味するという科学的根拠はありません。