肌バリアとは実際どういうものか
肌の最も外側にある角質層は、レンガとモルタルの壁のような構造をしています。肌細胞が「レンガ」、セラミド・コレステロール・脂肪酸などの脂質が「モルタル」となって細胞同士を結びつけています。この構造が水分を保持し、刺激物やアレルゲン、細菌の侵入を防いでいるため、モルタル部分が崩れると、肌は水分を失うと同時に、これまで平気だったものにも反応しやすくなります。
「製品を足す」がむしろ逆効果になる理由
肌が荒れていると感じると、すでに負荷のかかっているルーティンに新しい鎮静美容液やアイテムを追加したくなりがちです。しかし追加する製品一つひとつが新たな刺激源になり得て、すでに弱っている肌にとってはさらに処理すべき工程が増えるだけです。バリア回復中は、製品を足すことよりも減らすことの方がほぼ常に効果的です。
よくある質問
バリアが回復するまでの間も日焼け止めは使っていいですか?
はい、むしろ省略してはいけない数少ないステップの一つです。ダメージを受けた肌は紫外線に対してむしろ敏感になっていることが多いため、回復中は化学(紫外線吸収剤)タイプより、無香料でミネラルベースの日焼け止めの方が肌に優しく感じられることが多いです。
レチノールなどの有効成分をいつから再開していいか、どう判断すればいいですか?
何もつけていないシンプルな保湿剤でもヒリつかなくなり、目に見える赤みや粉ふきが数日以上続けて落ち着いてから再開の目安にします。以前のルーティンを一気に戻すのではなく、有効成分を一つずつ、数週間の間隔を空けながら再導入していきます。