シリコンコーキングの基本的な打ち方

きれいなコーキングラインは、浴槽や洗面台、カウンターまわりの隙間から水が入るのを防いでくれます。手順通りに進めれば、思っているより家庭でも十分きれいに仕上げられます。

  1. 施工箇所と目的を確認し、適したシリコンを選ぶ

    シリコンコーキングは、浴槽と壁の間、洗面台の下、カウンターとキッチンパネルの間など、水が入り込んではいけない隙間に施工します。箇所によって防水用・防カビ用など適したタイプが異なるため、その場所に合った製品を選びましょう。

  2. 古いシリコンを完全に除去する

    新しいシリコンを打つ前に、カッターナイフや専用の除去ツールで既存のシリコンを完全にこそげ落とします。古いシリコンの上に重ねて打つと接着力が落ちるだけでなく、内部に残ったカビがそのまま新しい層にも広がってしまいます。

  3. 隙間を掃除して乾燥させる

    除去後に残ったシリコンのカスや水垢、カビの跡をアルコールや専用洗剤で拭き取り、少しでも水分が残っていると接着不良の原因になるため完全に乾くまで待ちます。

  4. マスキングテープで境界を作る

    施工する隙間の両側に沿ってマスキングテープをまっすぐ貼っておくと、はみ出したシリコンがテープの外側に付かず、格段にきれいな仕上がりラインになります。

  5. コーキングガンで一定の圧力で打つ

    コーキングガンのトリガーを一定の速度で引きながら、隙間に沿って45度の角度でガンを動かし、シリコンを充填していきます。速度と力を一定に保つことで、厚みの均一なラインになります。

  6. ヘラでなめらかに仕上げる

    シリコンを打った直後に、軽く水で濡らしたヘラや指先で一方向に一気になぞって表面をなめらかに整え、すぐにマスキングテープを剥がします。

  7. 完全硬化まで水濡れを避ける

    表面は数時間で乾きますが、防水機能がしっかり働くほど完全に硬化するには通常24時間ほどかかるため、その間は水に濡らさないようにします。

古いコーキングの完全除去は省略できない工程

時間短縮のためにひび割れた古いコーキングの上から新しいシリコンを打ちたくなりますが、新しいシリコンは古いコーキングにうまく接着せず、内部に残ったカビも成長を続けて結局新しい層にも現れてきます。最初にしっかりこそげ落とす数分の手間が、数か月後のやり直しを防ぎます。

なめらかに仕上げるタイミングが重要

シリコンコーキングは数分で表面が乾き始めるため、なめらかに整える作業とマスキングテープを剥がす作業は打った直後に行う必要があります。少し時間を置くだけで、きれいでプロのような仕上がりラインを作るのが格段に難しくなります。

よくある質問

コーキング後、シャワーや洗面台をどのくらい経ってから使えますか?

表面は数時間程度で乾いた状態になりますが、完全な防水硬化には通常約24時間かかるため、それまでは新しく打ったコーキングのラインに水をかけないようにするのが安全です。

新しいシリコンを打つ前に古いコーキングを本当に除去する必要がありますか?

はい。新しいシリコンは古いコーキングにうまく接着せず、古い層の下に残ったカビは成長を続けて結局新しいラインにも現れてくることが多いためです。古いコーキングを完全にこそげ落としておくことで、より長持ちしてきれいな仕上がりになります。