シャッタースピードとは?動きを止める撮影とブレを活かす撮影

シャッタースピードは、あらゆる写真の仕上がりを左右する3つの設定のひとつです。実際に何を制御しているのか、意図的に使いこなす方法を見ていきましょう。

  1. シャッタースピードとは何かを理解する

    シャッターが開いてから閉じるまでの時間のことで、カメラのセンサーが光にさらされる時間の長さを意味します。

  2. 速いシャッタースピードで動きを止める

    1/1000秒のような速いシャッタースピードは、スポーツや飛んでいる鳥など速く動く被写体を、ブレなくくっきりと写し止めます。

  3. 遅いシャッタースピードで動きを表現する

    1秒以上のような遅いシャッタースピードを使うと、車のヘッドライトの光跡や滑らかに流れる水の様子など、動きそのものを視覚的に表現できます。

  4. 手ブレを防ぐための最低シャッタースピードの目安

    手持ち撮影の目安として、「1 ÷ レンズの焦点距離(mm)」より速いシャッタースピードを使うのが安全です。例えば50mmレンズなら、1/50秒以上を目安にします。

  5. シャッタースピードと露出の関係を理解する

    シャッタースピードが遅いほど光が長く取り込まれ写真は明るくなり、速いほど光が少なくなり写真は暗くなります。

  6. 遅いシャッタースピードで撮影するときは三脚を使う

    シャッタースピードを遅くすると、わずかな手のブレでも写真がブレやすくなるため、三脚と組み合わせて使うのが基本です。

シャッタースピードは露出のトライアングルの一角

シャッタースピードは単独で機能するわけではなく、絞り・ISOと合わせた3つの設定が組み合わさって、写真の露出全体を決めます。例えば動きをぼかすためにシャッタースピードを遅くすると、その分光が多く入るため、絞りを絞ったりISOを下げたりして露出のバランスを取る必要が出てくることがよくあります。

表現したいイメージに合わせてシャッタースピードを選ぶ

万能な「正解のシャッタースピード」というものは存在せず、何を伝えたいかによって選ぶべき設定は変わります。速いシャッタースピードは「その瞬間をくっきりと止める」表現に、遅いシャッタースピードは「時間の経過とともに動きがどう見えるか」を伝える表現になります。先に表現したい効果を決めておくと、設定選びがぐっと楽になります。

よくある質問

日常的な撮影におすすめのシャッタースピードは?

明るい環境での一般的な手持ち撮影であれば、1/125〜1/250秒程度が扱いやすく、日常的な動きの多くをブレなく止められる無難な目安です。

三脚を使っているのに夜間の遅いシャッタースピード写真がブレてしまうのはなぜ?

三脚を使っていても、手でシャッターボタンを押す動作自体がわずかな振動を生むことがあります。2秒セルフタイマーやリモートシャッター、カメラにミラーアップ機能があればそれを使うことで、最後に残るわずかな振動も取り除けます。