「本物の幸福」からPERMAへ
セリグマンは当初、幸福感そのものを中心に据えたシンプルな理論を展開していましたが、「幸福」という概念だけではウェルビーイング科学の対象として狭すぎると考えるようになり、2011年の著書『Flourish』でより実践的な5要素のPERMAモデルを発表しました。
PERMAは実際にどう使われているか
このモデルは学術心理学の枠を超えて広く活用されており、企業のウェルビーイングプログラムや学校の「ポジティブ教育」、米軍のレジリエンス研修などにも取り入れられています。5つの要素はおおむね独立して扱われるため、実践では一度に全てではなく1〜2要素に絞って強化することが多いです。
よくある質問
PERMAモデルは科学的に検証されていますか?
ポジティブ心理学の研究に基づいており、5つの要素それぞれについては個別の研究による裏付けがあります。ただしPERMAという統合モデル自体は、単一の検証済み測定ツールというより、実践のための整理された枠組みとしての性格が強いです。
5つ全てが満たされていないと幸福ではないのですか?
いいえ。セリグマンはこれらをそれぞれ独立した要素として説明しており、関係性や意味が強くてもポジティブ感情がそれほど高くない人生もありえます。多くの介入は5つ全てではなく1つの要素に絞って行われます。