なぜ大規模環境でこの分離が重要になるのか
数千台のスイッチが存在するネットワークでは、ルーティングの変更を機器ごとに手作業で設定するのは時間がかかりミスも起きやすくなります。この判断をソフトウェア側に集約することで、管理者、あるいは自動化されたシステムが、1か所でネットワーク全体の動作を変更できるようになります。これが大手クラウド事業者がSDNを広く採用した主な理由です。
SDNとネットワーク機能仮想化の関係
SDNは、専用ハードウェア機器(物理的なファイアウォールやロードバランサーなど)の機能を、標準的なサーバー上で動くソフトウェアに置き換えるネットワーク機能仮想化(NFV)と併せて語られることがよくあります。両者は関連が深く、一緒に導入されることも多いですが、SDNはあくまで制御プレーンとデータプレーンの分離を指し、ハードウェア機能そのものの仮想化を指す言葉ではありません。
よくある質問
SDNは家庭用ネットワークにも関係がありますか?
直接的にはあまり関係ありません。SDNが提供する複雑さと集中制御の価値は、機器が多く、要件が頻繁に変化する大規模ネットワークで主に発揮されるもので、一般的な家庭や小規模オフィスのネットワークが置かれている状況とは異なります。
OpenFlowはSDNを実現する唯一の方法ですか?
いいえ。OpenFlowはSDNを広めたプロトコルですが、現在では他の方式やコントローラー・スイッチ間のプロトコルも存在し、最新のSDN実装の中にはOpenFlowに依存しないものもあります。