定期預金と積立定期預金を表面利率だけで比較できない理由
定期預金の表示金利は、資金が全期間預けられていることを前提にしています。一方、積立定期預金の表示金利は、同じ期間の中で少しずつ資金が積み上がっていくことを前提にしています。この2つを表面上の年利率だけで比較すると、積立定期預金が実際に生み出す利息を過大評価してしまいます。
「利回りはおおよそ半分」という目安と、その限界
毎月均等に積み立て、単利で計算される積立定期預金の場合、積立総額に対する実質利回りは表示金利のおおよそ半分に近づきます。これは、積み立てたお金が平均すると全期間の約半分の期間しか利息を生まないためです。ただし、積立額が不均等な場合や、複利型の商品、途中で優遇金利が加わる商品では、この目安の精度は下がります。
よくある質問
では積立定期預金は貯蓄の方法として不利なのでしょうか?
必ずしもそうとは言えません。積立定期預金は高い利回りを狙うための商品というより、まとまった資金がなくても毎月の収入から無理なく貯蓄習慣を作るための仕組みという性格が強いものです。表面金利だけでなく実質利回りを正しく理解したうえで活用することが大切です。
積立定期預金の計算ツールで、想定より高い実質利回りが出ることがあるのはなぜですか?
給与振込口座の指定や新規口座開設などの条件を満たすと優遇金利が上乗せされる商品や、積立期間の途中で複利計算が組み込まれている商品があり、こうした条件が「利回りはおおよそ半分」という単純な目安を上回る結果につながることがあります。