ロキーチ価値観調査とは?
心理学者ミルトン・ロキーチが1973年の著書『人間の価値の本質(The Nature of Human Values)』で提唱した理論で、人間の価値観を究極的価値観と道具的価値観の2つのカテゴリー、計36項目に分類し、個人にそれを順位付けさせる測定方法を提示しました。
シュワルツの理論やシュプランガーの類型論との違い
シュワルツの基本的価値観理論が10種類の動機的価値を円環(circumplex)構造に配置し、価値観同士の関係性を説明することに重点を置くのに対し、ロキーチの価値観調査は究極的価値観と道具的価値観という2つの軸に分け、それぞれを順位付けする方法で測定するという点で、理論的構造と測定方法の両方が異なります。一方、シュプランガーの価値観類型論は、理論型、経済型といった6つの性格スタイルのカテゴリーに価値志向を分類するもので、ロキーチの調査のように36の具体的な価値観項目を順位付けする方式とは異なります。
よくある質問
究極的価値観と道具的価値観、どちらがより重要ですか?
どちらが優れているというものではなく、道具的価値観は究極的価値観に到達するための手段と見なされるため、両者は互いに補完し合う関係として扱われます。
36項目の価値観リストは文化によらず同じですか?
元のリストは欧米の文化圏を基準に作成されたものであるため、後続の研究では文化圏に応じてリストを修正したり新しい項目を追加したりして活用することがよくあります。