賃貸物件を借りるときの基本的な流れ 完全ガイド

賃貸物件を借りる際は、初めての人にとって聞き慣れない言葉と手続きが多く出てきます。基本的な流れを順番に整理しました。

  1. 内見をする

    気になる物件は実際に訪れて内見し、部屋の状態、日当たり、周辺環境などを確認します。

  2. 入居を申し込む

    内見後、入居したい物件が決まったら申込書を提出します。この時点ではまだ契約は成立していませんが、他の希望者より優先的に交渉が進むことが多くあります。

  3. 入居審査を受ける

    不動産会社や管理会社、または保証会社による入居審査が行われます。勤務先や収入などの情報提出を求められることが多くあります。

  4. 保証人または保証会社を用意する

    多くの契約で連帯保証人、または保証会社の利用が必要になります。保証会社を利用する場合は、別途保証料がかかることが多くあります。

  5. 初期費用を確認する

    敷金(退去時の原状回復などに備える預り金で、条件を満たせば返還される)、礼金(大家への謝礼で返還されない)、仲介手数料(不動産会社への手数料)、前払いの家賃などを合わせた初期費用は、家賃の4〜5か月分程度が一つの目安とされています。

  6. 賃貸借契約を結ぶ

    契約書の内容、特に特約事項や更新料の有無を確認したうえで契約を締結します。

  7. 鍵を受け取り入居する

    契約完了後、指定された入居日に鍵を受け取って入居します。入居時に部屋の状態を写真などで記録しておくと、退去時のトラブルを避けやすくなります。

敷金と礼金はまったく別の性質のお金

敷金は退去時の未払い家賃や損傷の補填に充てられ、差し引かれた残額は原則として返還される預り金です。一方で礼金は大家への謝礼という位置づけで、最初から返還を前提としていません。近年は礼金なしの物件も増えていますが、両者の性質の違いを理解しておくことが大切です。

更新料の有無は地域や物件による

契約更新の際に更新料が必要な物件と不要な物件があり、慣行は地域によって差があります。契約前に更新料の有無と金額を確認しておくと、長く住んだ場合の総コストを見積もりやすくなります。

よくある質問

初期費用は必ず家賃の4〜5か月分かかりますか?

目安として紹介した数字であり、実際の金額は敷金・礼金の月数、仲介手数料の割引、保証会社の利用有無などによって物件ごとに異なります。契約前に不動産会社から明細をもらって確認することをおすすめします。

保証人になってくれる人がいない場合はどうすればいいですか?

多くの物件で保証会社を利用することで、連帯保証人なしでも契約できる仕組みが用意されています。利用できる保証会社や条件は物件・不動産会社によって異なるため、担当者に相談してください。

敷金は退去時に全額返ってきますか?

通常の生活による経年劣化分は原状回復の対象外とされ、入居者の故意・過失による損傷分などが差し引かれた上で残額が返還されるのが一般的です。詳細な基準は契約書や国のガイドラインを確認してください。