赤み・ほてりが出やすい肌のケア基本

熱や辛い食べ物、ストレスですぐに顔が赤くなる方へ、日常でできる落ち着かせ方をまとめました。

自分の刺激要因を把握する

辛い食べ物や熱い飲食物、アルコール、カフェイン、急激な温度変化、強い紫外線、ストレスなどは、顔の赤みを引き起こす代表的な要因として挙げられます。反応の出方には個人差が大きいため、赤みが出た日の食事や行動を記録しておくと、自分特有の要因を見つけやすくなります。

刺激を抑えた洗顔を心がける

熱いお湯ではなくぬるま湯を使い、アルコールや香料が少なく洗浄力がやさしいクレンザーで手早く洗顔を済ませることが、刺激を減らすポイントです。スクラブやクレンジングブラシなどの物理的な刺激が強いアイテム、熱いスチームタオルはかえって赤みを悪化させることがあるため避け、洗顔後はこすらず軽く押さえるようにして水分を取ります。

バリア機能をサポートする成分を選ぶ

セラミド、パンテノール、ツボクサ(センテラ・アジアティカ)エキスなど、肌のバリア機能を保護し鎮静させる成分を含む製品が、赤みのケアによく使われます。ナイアシンアミドやアゼライン酸も赤みに関連する成分としてよく挙げられますが、低濃度から試し、自分の肌に合うか確認しながら進めることが大切です。複数の新しい有効成分を一度に取り入れるより、一つずつ増やしていく方が安全です。

刺激の強い成分・施術は避ける

高濃度の角質ケア成分(AHA・BHA)、物理的なスクラブ、アルコールを多く含むトナー、香料の強い製品は、赤みが出やすい肌では刺激を悪化させることがあります。新しい製品を使う際は、顔全体に塗る前に腕の内側などでパッチテストをしておくと安心です。マッサージ器具や角質ケア用品も、赤みがひどいときはしばらく休むのがおすすめです。

紫外線対策を毎日欠かさない

紫外線は赤みを悪化させる代表的な要因とされ、刺激の少ない紫外線散乱剤(ノンケミカル)タイプの日焼け止めが比較的合いやすいといわれています。外出の有無に関わらず毎日日焼け止めを塗り、紫外線が強い時間帯には帽子や日傘で物理的に遮ることも一緒に実践すると効果的です。

皮膚科の受診が必要な場合

生活習慣のケアをしても赤みが続く、血管が透けて見える、ぶつぶつとした吹き出物が一緒に出るといった場合は、酒さ(しゅさ)など診断が必要な疾患である可能性があります。このページの内容は一般的な生活ケアのヒントをまとめたもので、特定の疾患の診断や治療の代わりにはなりません。

なぜ顔は赤くなりやすいのか

顔の皮膚は体の他の部位に比べて血管が表面近くを通っているため、温度変化や刺激に反応して血管が拡張し、赤く見える現象が比較的起こりやすくなっています。一時的な赤みは自然な生理反応ですが、繰り返し続く赤みは、肌のバリア機能や血管そのものの敏感さに関係している場合があります。

成分頼みより、基本のケアが大切

アゼライン酸はニキビだけでなく赤みの緩和目的でもよく取り上げられる成分ですが、一つの成分に頼るよりも、刺激要因の管理、やさしい洗顔、紫外線対策といった基本を続けることの方がずっと重要です。どうしても赤みをカバーしたい日は、緑系のカラーコレクティングコンシーラーを、刺激の少ない処方で、厚塗りせず薄くポンポンと軽くたたくように仕込むと、肌への負担を抑えられます。

よくある質問

赤みと酒さ(しゅさ)は同じものですか?

違います。一時的な赤みは誰にでも起こりうる自然な反応ですが、酒さは血管の拡張と炎症が繰り返し起こる慢性的な皮膚疾患で、正確な診断と治療が必要です。赤みが繰り返し長く続く場合は、皮膚科を受診することをおすすめします。

角質ケアはまったくしない方がいいですか?

完全に避ける必要はありませんが、物理的なスクラブや高濃度の角質ケア成分よりも、低濃度のものから少しずつ試して肌の反応を見るのが安全です。赤みがひどい時期は角質ケアを一時的に休むのも一つの方法です。