漸進的筋弛緩法(PMR)のやり方

ステップを順番にタップして試してみましょう。

  1. 漸進的筋弛緩法とは

    精神科医エドモンド・ジェイコブソンが考案した漸進的筋弛緩法(PMR)は、特定の筋肉に意図的に力を入れて緊張させた後、一気に力を抜くという流れを体の各部位で繰り返し、体の緊張をほぐす技法です。

  2. 足先とふくらはぎから始める

    つま先と足に5〜10秒ほど力を入れて縮め、一気に力を抜きます。続けてふくらはぎの筋肉も同じように緊張させてから緩めます。

  3. 太ももとお尻へ進む

    太ももとお尻の筋肉に力を入れてから、急に力を抜き、緊張と弛緩の感覚の違いを味わってみましょう。

  4. お腹、手、腕の順に進める

    お腹に力を入れてから緩め、次に拳を強く握ってから開き、前腕から腕全体まで順に緊張と弛緩を繰り返します。

  5. 肩、首、顔で仕上げる

    肩を耳に近づけるように上げてから下ろし、眉間にしわを寄せたり口を大きく開けたりしながら、顔の筋肉まで順番に緊張と弛緩を繰り返します。

  6. 緊張と弛緩の違いを感じ取る

    各部位で力を入れたときと抜いたときの感覚の違いに意識を向けることがPMRの核心です。この違いを体で覚えておくと、日常の中でも緊張に早く気づけるようになります。

  7. 注意点

    高血圧や心臓疾患がある場合、筋肉や関節に痛みがある場合は、無理に力を入れすぎないよう注意し、必要であれば事前に医師に相談してから試しましょう。

なぜ「一度緊張させてから緩める」のか

筋肉にあえて意図的に力を入れてから緩めることで、軽く緊張している筋肉を単に緩めようとするよりも、緩んだときの感覚の差がはっきりと感じられます。このはっきりとした対比こそが、PMRが「本当のリラックス」を体に教える効果を生み出しています。

どこでも使えるツールとして

全身の流れに慣れてきたら、肩や顎など、緊張しやすい一、二か所だけを取り出して、忙しい一日の合間の静かな時間に行うこともできます。横になったり、まとまった時間を取ったりする必要はありません。

よくある質問

PMRを一通り行うのにどのくらい時間がかかりますか?

全身を通して行うと、通常10〜20分程度かかりますが、自分にとって緊張がたまりやすい部位だけに絞れば、もっと短時間でも行えます。

PMRはどのくらいの頻度で行えばいいですか?

就寝前やストレスの多い時期に1日1回行うのが一般的なやり方ですが、厳密な決まりはなく、緊張を感じたときにその都度行うのも良い方法です。