機材よりも瞳と光が写真の印象を決める
良い人物写真には高価なレンズが必要だと思われがちですが、実際に印象を左右するのは瞳にきちんとピントが合っているかどうかと、光の質です。見る人はまず被写体の瞳に目が行くため、背景が柔らかくぼけていても瞳さえシャープであれば、写真全体が意図的でプロらしい仕上がりに見えます。一方で、柔らかく均一な光は真昼の強い日差しよりも肌の質感や輪郭をずっと自然に見せてくれます。
シンプルな撮影の流れをつくる
被写体が到着する前に、柔らかい光が入り背景がすっきりした場所を先に探しておきましょう。撮影中は一箇所に固定せず、会話を続けながら位置を少しずつ変え、ポーズが変わるたびに瞳のピントを確認します。必要以上に多めにシャッターを切っておくと、実はポーズとポーズの合間にこそ自然な表情が写っていることがよくあります。
よくある質問
人物写真に向いているレンズや絞り値はありますか?
唯一の正解はありませんが、換算50〜85mm程度の中望遠レンズをF1.8〜F4あたりの絞りで使うと、顔立ちが自然に見えつつ背景もほどよくぼけ、ピント合わせも難しくなりすぎないためよく選ばれます。
カメラの前で緊張してしまう人から自然な表情を引き出すにはどうすればいいですか?
手に何か持たせたり、シャッターを切る合間も会話を止めずに続けたり、必要以上に多くシャッターを切ったりするとよいでしょう。作られた表情ではなく、ポーズとポーズの合間にこそ自然な表情が写ることが多いものです。