ポイントが活版印刷に由来する理由
ポイントという単位はコンピューターより何世紀も前から活字の大きさを揃えるために活版印刷の世界で使われてきました。1980年代のDTPソフトが1インチの1/72という「PostScriptポイント」に簡略化したものが現在も使われており、72ptがちょうど1インチになるのはこのためです。
なぜウェブは96dpiを基準にしたのか
実際の画面は低解像度のモニターから高精細なスマートフォンまで画素密度が大きく異なるため、端末をまたいでフォントサイズの見た目を揃えるには固定の基準が必要でした。初期のWindowsが96dpiのディスプレイを標準としていたことから、その数値がCSSの事実上の基準として定着しました。
よくある質問
ワープロの12ptとウェブの12pxはなぜ見た目が違うのですか?
測っているものが異なるためです。12ptは印刷や画面の解像度に応じて描画される物理的な大きさを表し、12pxは96dpiを前提としたウェブ固有の画面単位です。両者はおよそ1pt≒1.33pxの関係にありますが、そのまま同じ大きさとして扱うことはできません。
ウェブサイトを作るときはpxとremのどちらを使うべきですか?
フォントサイズに関しては、ユーザーがブラウザのアクセシビリティ設定でフォントを拡大した際に追従するremを好むデザイナーが多いです。一方、枠線やアイコンのように拡大したくない固定サイズにはpxが今もよく使われています。