パーマの種類比較完全ガイド(コールドパーマ・デジタルパーマ・ボリュームマジック)

求めるウェーブと髪の状態に合ったパーマを選ぶ前に、まず違いを知っておきましょう。

パーマの基本原理 - 結合をほどいてから再び結ぶ

ほぼすべてのパーマは、髪の中のタンパク質結合を化学的に緩めてから、望む形に固定して再び結合を作るという2段階の原理を共通して使っています。まず還元剤成分の薬剤を塗って髪の構造を柔らかくし、ロッドや器具で望む形を作った後、酸化作用を持つ中和剤を塗ってその形のまま結合を再び固めるという方式です。パーマの種類ごとに薬剤の強さ、使用する器具、熱を加えるかどうかが異なり、それによって仕上がりのウェーブの形と持続力が変わります。

コールドパーマ(セッティングパーマ)- 熱を使わずロッドで巻く基本形

常温で薬剤とロッドだけでウェーブを作る最も基本的なパーマで、ロッドの太さによって細かいウェーブから大きなウェーブまで様々なカールを作れます。熱器具を使わない分、髪への負担が比較的少ないとされていますが、髪の太さ・状態・薬剤の強さによってはカールが長持ちしなかったり、逆に強く縮れすぎたりすることがあるため、美容師としっかり相談した上でロッドのサイズを決めることが重要です。

デジタルパーマ - 熱の機械でウェーブを固定する方式

ロッドで巻いた髪に熱を加える専用の機械を使ってウェーブを作るパーマで、コールドパーマより太く自然なウェーブが長持ちする傾向があり、多く選ばれています。熱を加える工程が含まれる分、髪や頭皮の状態によって施術できるかどうかが変わることがあり、傷んだ髪やカラー・ブリーチを頻繁にしている髪の場合は、施術前に髪の状態を美容師にあらかじめ伝えることが重要です。正確な薬剤の構成や所要時間はサロンや製品によって差が大きいため、施術前のカウンセリングで確認するのが安全です。

ボリュームマジック - 伸ばしながら根元のボリュームは残す方式

全体的にはストレートパーマのように髪を伸ばしながらも、根元部分には自然なボリュームを残し、ぺたんとつぶれずふんわりと落ちるスタイルを作る施術です。うねりやくせのある髪を整えつつ、頭頂部がつぶれて見えないようにしたい場合に主に選ばれます。太いロールやアイロンで根元のボリュームを作る工程が加わる分、一般的なストレートパーマより施術時間が長くなることが多いです。

目的に応じた選び方

自然で長持ちするウェーブを望むならデジタルパーマを、ダメージを最小限にして軽いウェーブだけを望むならコールドパーマを、くせを伸ばしつつボリュームは維持したいならボリュームマジックを検討できます。ただし実際の仕上がりは髪の太さ・ダメージの程度・頭皮の状態・美容師の技術によって大きく変わるため、希望の写真を用意して美容師としっかり相談した上で、自分の髪に合った方式を提案してもらうのが最も確実です。

施術後の基本的なケア

施術直後の24〜72時間程度は水濡れやヘアゴムなどで押さえつけられるのを避けることで、カールと形がしっかり定着します。その後はタンパク質トリートメントでダメージ部分を補強するのが役立ちます。パーマとカラー・ブリーチを同時に行った場合、髪の多孔性が普段より高くなっている可能性があるため、髪の多孔性(ヘアポロシティ)のセルフチェックと管理法も参考に、保湿とタンパク質ケアのバランスを取ると良いでしょう。

まず自分の髪質を確認したいなら

どのパーマが合うか判断する前に、自分の髪がストレートなのかくせ毛なのかをまず確認したいなら、髪質(ヘアタイプ)1〜4Cの分類も参考にしてみましょう。

施術後の色も一緒に気になるなら

パーマと一緒にカラーやブリーチもした場合は、カラー・ブリーチ後のホームケア方法も確認してみてください。

よくある質問

パーマとカラーを同じ日に一緒にしてもいいですか?

化学的な施術を1日に何度も繰り返すとダメージが蓄積しやすいため、多くの美容室ではパーマとカラーの間に数日から数週間程度の間隔を空けることを推奨しています。正確な間隔は髪の状態や施術の強さによって変わるため、美容師と相談して決めるのが安全です。

パーマがすぐ取れてしまいます。ケアで解決できますか?

洗浄力の強いシャンプーを毎日使ったり、熱いお湯で頻繁に洗ったりするとカールが早く取れやすくなります。ぬるま湯と低刺激のシャンプーを使い、乾かした後に指でカールを整える習慣をつけると、ウェーブをもう少し長く維持するのに役立ちます。