トポロジーは規模とはまったく別のことを説明している
あるネットワークがLANだとわかっても、その中の機器がどのように物理的・論理的に配線されているかまではわかりません。それを説明するのがトポロジーです。すべての機器がひとつのスイッチに集まるスター型、機器が1本の回線を共有するバス型、機器同士が何重にも冗長にリンクし合うメッシュ型は、いずれも小さなLANから都市規模のMANまで、どんな規模のネットワークの中にも存在しえます。
独立したWAN同士がひとつのインターネットとしてつながる仕組み
インターネットが成り立っているのは、それぞれ独立して運用されているネットワーク同士が、境界部分で共通のルーティングプロトコル(代表的にはBGP、Border Gateway Protocol)を使ってトラフィックを交換し合うことに合意しているからです。この共通のルーティングの仕組みがなければ、各組織のWANはひとつのグローバルなインターネットの一部ではなく、孤立した島のままになってしまいます。
よくある質問
会社で使うVPNもこの規模による分類に当てはまりますか?
厳密には当てはまりません。VPNは規模の分類というより、「すでに存在するWAN(インターネット)の上に暗号化された仮想的な通路を作る技術」と説明するほうが近いです。物理的には通信はWANを経由しますが、論理的にはまるで接続された機器同士がひとつのLANの中にいるかのように安全に通信できます。
MANとWANの境界に明確な基準はありますか?
厳密な距離の基準は定められていません。実務上は、ひとつの都市や都市圏の範囲内にとどまり、単一の通信事業者が運用しているネットワークをMAN、国や大陸をまたいで複数の事業者のネットワークがつながっている範囲をWANと呼ぶのが一般的です。