Windows・Macでネットワークドライブを接続する方法

NASや共有フォルダをパソコンのドライブとして登録しておけば、毎回アドレスを入力する手間がなくなります。Windows・Macでの設定方法と、接続を維持するコツをまとめました。

  1. ネットワークドライブ接続とは何か

    別のパソコンやNAS上にある共有フォルダを、自分のパソコンのファイルブラウザに1つのドライブのように表示させる機能です。ローカルフォルダと同じ感覚でファイルを開いたり、ドラッグしたり、保存したりできるようになります。

  2. 接続前に準備しておくもの

    共有フォルダがある機器のIPアドレスまたはホスト名、正確な共有フォルダのパス、そのフォルダへのアクセス権限を持つアカウントとパスワードを事前に確認しておきます。

  3. Windowsで接続する方法

    エクスプローラーで「PC」を右クリックし「ネットワークドライブの割り当て」を選択します。パスを \\IPアドレス\共有フォルダ名 の形式で入力してドライブ文字を指定し、必要であれば別の資格情報でサインインします。

  4. Macで接続する方法

    Finderで「移動」>「サーバへ接続」を選び、smb://IPアドレス/共有フォルダ名 の形式でアドレスを入力してアカウント情報を入力します。接続が成功すると、Finderのサイドバーに他のボリュームと同じように表示されます。

  5. 再起動後も自動で再接続させる設定

    Windowsでは割り当て時に「サインイン時に再接続する」にチェックを入れておけば、再起動後も自動で接続されます。Macではシステム設定のログイン項目に接続済みのサーバーを登録すると同様の効果が得られます。

  6. 接続できないときの確認手順

    同じネットワーク(同じルーター配下)にあるか、対象機器のファイアウォールがファイル共有(SMB)ポートを塞いでいないか、資格情報が正しいか、双方のSMBプロトコルのバージョンが互換性を持つかを順番に確認します。

SMBのバージョン違いが接続不能の原因になることがある

ネットワークドライブのファイル共有は、ほとんどの場合SMB(Server Message Block)というプロトコルで行われます。古いNASや旧式の機器の中には、安全性の低い旧バージョンのSMB1にしか対応していないものがあり、最近のWindowsやmacOSはセキュリティ上の理由からSMB1を標準で無効にしています。これまで接続できていたドライブが急につながらなくなった場合、対象機器でSMB1を有効化する必要があるか、あるいはSMB2/SMB3に対応させるようアップデートできないかを確認するのが定番の対処法です。

ネットワークドライブとクラウド同期フォルダ、それぞれの特徴

ネットワークドライブは共有元の機器と同じネットワークにいる間(またはVPN経由で接続している間)しか使えず、ファイルのローカルコピーを持たないためオフラインでは開けません。一方、主要なクラウドストレージが提供する同期フォルダはローカルにコピーを保持するためオフラインでも使え、自動的に更新されますが、月額料金がかかり、ファイルが自分のネットワークの外に置かれることになります。オフラインアクセスの必要性と、社内・家庭内ネットワークだけで完結させたいというプライバシー面のどちらを優先するかで選ぶとよいでしょう。

よくある質問

ネットワークドライブの接続にインターネット接続は必要ですか?

いいえ、必要ありません。両方の機器が同じローカルネットワーク(同じ家庭用・オフィス用ルーター配下)にあれば、インターネット接続なしでも接続できます。そのネットワークの外部から接続したい場合は、VPNやダイナミックDNSの設定という別の仕組みが必要になります。

接続していたネットワークドライブが急に消えてしまいました。なぜですか?

よくある原因は、対象機器がスリープモードに入った、固定IPでない場合にIPアドレスが変わった、一時的にネットワークが切断された、などです。まず再接続を試し、頻繁に切れる場合は対象機器に固定IPアドレスを設定しておくことをおすすめします。