なぜ心理学ではこの2つを別々に研究するのか
どちらも認知的動機づけの研究における「個人差」特性とされており、弱い論拠と強い論拠のどちらに説得されやすいか、時間の制約や不確実な状況下でどう意思決定するかなど、実際の行動を予測することが示されています。
日常生活でどう現れるか
認知欲求が高い人は、意見を決める前にじっくり読み込み、それ自体を楽しみながら長い議論を続けることがあります。一方、認知的完結欲求が高い人は、決定を先延ばしにすること自体に強い不快感を覚え、必要な情報がまだ揃っていない段階でも早く結論を出そうとすることがあります。
よくある質問
これらの特性は知能と同じものですか?
いいえ。どちらも「考えることをどれだけ楽しむか」「答えをどれだけ求めるか」という動機づけ・気質に関わる特性であり、認知能力そのものを測るものではありません。知能が高くても認知欲求が低い人もいれば、その逆もいます。
両方の特性が同時に高い人もいますか?
はい。この2つは対立する概念ではなく別々の軸なので、じっくり考えること自体を楽しみながら(認知欲求が高い)、考え抜いた末にはしっかり結論を出したい(認知的完結欲求も高い)という人も十分にありえます。