フランス料理の5大ソース(母ソース)の基本

ステップをタップして順番に確認しましょう。

  1. ベシャメル(ホワイトソース)

    バターと小麦粉を炒めて作ったホワイトルーに牛乳を少しずつ加えて伸ばした、最も基本的なソースです。グラタンやクリームスープ、ラザニアなど牛乳ベースの料理の土台になります。

  2. ヴルーテ

    ホワイトルーに牛乳の代わりに鶏や魚など色の薄いだしを加えて作るソースで、ベシャメルよりも深みのある旨味が特徴です。

  3. エスパニョール(ブラウンソース)

    ルーを茶色くなるまで炒めたブラウンルーに、濃い茶色のだしとトマトペースト、香味野菜を加えて長時間煮込んだソースで、デミグラスソースなどの元になります。

  4. トマトソース

    トマトをベースに、にんにく、玉ねぎ、ハーブなどを加えて煮込むソースです。他の母ソースと違ってルーを使わなくても作れるため、パスタソースなどとして最も広く使われています。

  5. オランデーズソース

    ルーをまったく使わず、卵黄に澄ましバターを少しずつ加えながら乳化させて作るソースです。湯煎しながら泡立て器を絶えず動かして温度を管理しないと、分離してなめらかに仕上がりません。

  6. 母ソースから派生するソース

    ベシャメルにチーズを加えるとモルネーソースに、エスパニョールをワインなどとともに煮詰めるとデミグラスソースになるように、5大母ソースに材料を加えたり応用したりすることで数多くの派生ソースが生まれます。

数百種類の西洋ソースはこの5つから生まれている

フランス料理では数百種類のソースをこの5大母ソースの派生として分類しており、それぞれの基本原理を理解しておけば、レシピがなくても応用してさまざまなソースを作り出せます。

派生ソースを知ることで5大ソースが実践的な知識になる

ベシャメルにすりおろしたチーズを加えるとモルネーソースに、ヴルーテに生クリームとマッシュルームを加えると定番のマッシュルームソースに、エスパニョールをワインや香味野菜とともにさらに煮詰めるとデミグラスソースになります。5つの基本を体で覚えてしまえば、多くのクラシックなフランスソースは一から覚える別レシピではなく、ちょっとした応用として作れることが分かります。

よくある質問

オランデーズソースも他の母ソースのようにルーを使いますか?

いいえ。オランデーズソースはルーをまったく使わず、卵黄に澄ましバターを少しずつ加えて乳化させて作るソースで、作り方も食感も他の4つとは異なります。

ベシャメルとヴルーテの違いは何ですか?

どちらも同じホワイトルーを土台にしていますが、ベシャメルは牛乳で仕上げ、ヴルーテは牛乳の代わりに鶏や魚などの色の薄いだしで仕上げる点が最大の違いです。