カビの取り方:家庭でできる基本ガイド

見えるカビを取り除くのは作業の半分に過ぎません。もう半分は、そもそもカビが発生した原因である湿気の問題を解決することです。両方への対処法を見ていきましょう。

  1. 換気しながらマスクと手袋を着用する

    カビの除去作業中は胞子を吸い込んだり皮膚に触れたりする可能性があるため、窓を開けて換気しながら、作業中は必ずマスクとゴム手袋を着用します。

  2. カビの範囲と素材を確認する

    カビが表面だけにあるのか、壁紙の内側や建材の奥まで広がっているのか、また壁紙・シリコン・タイルの目地などどの素材に発生しているのかを先に確認することで、適切な除去方法を選べます。

  3. 消毒用エタノールや専用の除去剤で拭き取る

    消毒用エタノールやカビ専用の除去剤を布やスプレーでカビの部分に十分に吹きかけ、規定の時間置いてから拭き取ると、見た目の汚れだけでなく胞子まで効果的に除去できます。

  4. カビの跡を完全に取り除く

    黒く残ったシミはブラシや布でこすってできる限り落とし、拭き取った箇所は乾いた布でしっかり水気を拭き取って再び湿った状態にならないようにします。

  5. コーキングの隙間のカビは打ち直しを検討する

    シリコンコーキングの隙間の奥深くまでカビが入り込んでいる場合、表面を拭くだけでは完全に取り除けないことが多いため、古いコーキングを撤去して新しく打ち直すほうが確実な方法です。

  6. 根本原因(換気・湿度)を解決する

    カビを取り除いても換気不足や室内の高湿度状態が続けば再び発生するため、定期的な換気と除湿で根本的な原因もあわせて管理する必要があります。

掃除を始める前に自分の身を守る

すぐに布を手に取って拭き始めたくなりますが、カビを刺激すると胞子が舞い上がり、特に長時間さらされると呼吸器や皮膚を刺激することがあります。窓を開けてマスクと手袋を着用する数分の手間は、その後の大きな不快感を防ぐための小さなコストです。

湿気の問題を解決しない限りカビは必ず戻ってくる

湿度や換気の問題に手を付けずにカビだけを掃除するのは、良くても一時しのぎに過ぎません。湿った状態が続く部屋のカビのほとんどは数週間以内に再発します。見えるカビと、その原因となっている湿気を一つのセットとして扱うことが、長期的な解決につながります。

よくある質問

カビ掃除には漂白剤とエタノールのどちらが良いですか?

どちらも表面のカビを死滅させることができますが、消毒用エタノールやカビ専用の除去剤は塗装壁や壁紙、目地に対して比較的やさしく使えます。一方、漂白剤はタイルのような硬く水を吸わない表面には効果的ですが、素材によっては変色を招くことがあるため、まず素材を確認してそれに合った洗剤を選びましょう。

何度掃除しても同じ場所にカビが再発するのはなぜですか?

同じ場所に繰り返しカビが出る場合、換気不足や結露、あるいは緩やかな水漏れなど、掃除だけでは解決できない湿気の発生源がほぼ必ず存在します。換気の改善や除湿機の使用、コーキング部分であれば完全な打ち直しを行うことで、多くの場合根本的に解決します。