電子レンジ安全ガイド - 入れてはいけないもの

何気なく入れてしまうと火花や爆発につながりかねないものを事前にチェックしておきましょう。

金属の器・アルミホイルは絶対に禁止

金属は電子レンジのマイクロ波を反射させ、火花(アーク放電)を引き起こし、ひどい場合は火災や機器の故障につながることがあります。金・銀の縁取りがある器、ステンレス容器、アルミホイルで包んだ食べ物はすべて避けるべきです。出前に付いてくる金属の取っ手が付いた容器も、必ず別の器に移し替えてから温めるのが安全です。

完全に密閉された容器は爆発の危険

ふたをしっかり閉めた密閉容器や、ラップを完全に密封した食べ物は、内部の圧力が急激に上昇して破裂することがあります。電子レンジ専用容器であっても、ふたを少し開けておくか、ラップに小さな穴を開けて水蒸気の逃げ道を作る必要があります。瓶詰めのように密閉度の高い容器は、そもそも電子レンジに入れないのが安全です。

殻付き、またはゆで卵を丸ごと温めると危険

生卵はもちろん、すでにゆでた卵も丸ごと電子レンジに入れると、内部に閉じ込められた蒸気圧のせいで突然破裂することがあります。電子レンジで卵料理を作るには、必ず殻を割って黄身を箸などで突き崩してから、短時間ずつ何回かに分けて加熱するのが安全です。

プラスチック容器は「電子レンジ使用可」の表示を必ず確認

すべてのプラスチックが電子レンジに安全というわけではなく、出前用の使い捨て容器や一般的な密閉容器はほとんど使用が推奨されていません。容器の底に電子レンジ使用可マークがなければ、熱で変形したり有害物質が溶け出したりする可能性があるため、ガラスや陶磁器の容器に移し替えるのが安全です。ラップも食べ物に直接触れないよう少し浮かせてかけるのがよいでしょう。

水だけを長く温めると起こる「突沸現象」

表面がなめらかなカップに水だけを入れて長く温めると、沸点を超えても沸騰せず、揺れた瞬間に突然沸騰してあふれ出す突沸現象(瞬間過熱)が起きることがあります。熱湯が顔や手に跳ねてやけどにつながる事故になりかねないため注意が必要です。カップの中に割り箸やティースプーンを入れておくと、その表面に沿って気泡ができ、突沸現象を防ぐのに役立ちます。

発泡スチロール容器と金属の縁が付いた紙コップにも注意

電子レンジ使用可の表示がない発泡スチロール容器は、高温で変形したり成分が溶け出したりすることがあり、金属の縁が付いた紙コップは火花を引き起こすことがあります。テイクアウトのコーヒーカップのように薄い金属コーティングが施されていたり、ホチキスの針が付いていたりする紙素材も電子レンジには適していません。レシートのような感熱紙コーティングの紙も入れないほうがよいでしょう。

加熱直後の器・ラップの扱い方

器自体は熱く見えなくても、中身の食べ物の熱が器に伝わってやけどを負うことがあります。特に液体類(スープ、牛乳など)は見た目より内部がはるかに熱い場合が多いため、取り出した直後にすぐ飲んだり触ったりせず、少し冷ましてから扱うのが安全です。ラップを外すときも、熱い水蒸気が顔の方に噴き出すことがあるため、体から遠い側からゆっくりはがすのがよいでしょう。

電子レンジの臭い取り・お掃除のコツ

水に酢やレモン汁を数滴混ぜて耐熱容器に入れ、2~3分温めると、水蒸気が内壁のこびりついた汚れをふやかしてくれて拭き取りやすくなります。熱いままの内部を乾いた布ですぐに拭くとやけどをすることがあるため、扉を少し開けて蒸気を抜いてから、乾いた布や濡れた布で拭くのが安全です。定期的にこうしたお手入れをすることで、食べ物の臭いが染み付くのを減らせます。

製品の取扱説明書もあわせて確認しましょう

電子レンジの機種や容器メーカーによって安全基準が多少異なることがあります。このページは一般的に広く知られている注意事項をまとめたものであり、使用中の電子レンジや容器の取扱説明書に別の案内がある場合は、その内容を優先して従うのが安全です。

キッチンの安全全般が気になる方へ

家庭でよく迷う洗剤の使い方が気になる方は、洗剤の種類別特徴と危険な組み合わせガイドもあわせて参考にしてください。

よくある質問

電子レンジ使用可の表示がない器は絶対に使ってはいけないのですか?

表示がなければ安全性を確認する方法がないため、原則として使用しないのが基本です。特に色付きの釉薬が塗られた陶磁器や古いプラスチック容器は、見た目だけでは安全かどうか判断しにくいため、電子レンジ専用の表示がある容器に交換することをおすすめします。

電子レンジから強い臭いがするときはどうすればいいですか?

水に酢やレモン汁を混ぜて温めた後、蒸気を抜いて乾いた布で拭き取る方法が広く使われています。それでも臭いがひどい場合は、内部部品の異常の可能性があるため、メーカーのサービスセンターに点検を依頼するのがよいでしょう。