個別債券を直接買う代わりにこの商品が使われる理由
個別債券を組み合わせて分散されたはしご型ポートフォリオ(ボンドラダー)を組むには、通常まとまった資金と、自分で発行体ごとの信用リスクを評価する手間が必要です。満期マッチング型債券ETFは、その分散効果を1つの取引しやすい証券にパッケージ化しているため、個別銘柄を管理する手間をかけずに、債券らしい満期に紐づいた成果を求める投資家によく利用されます。
預金や個別債券の直接保有と比べたトレードオフ
満期に紐づいた予測しやすいリターンを、分散投資込みで得られる点が魅力ですが、その裏返しとして、預金と違いETFの価値は満期前は市場に応じて変動しますし、自分で吟味した1つの発行体だけを保有する個別債券と違って、多数の発行体の信用リスクにさらされることになります。このトレードオフを自分の投資期間や許容できるリスクと照らし合わせて判断することが、選択の際の重要なポイントです。
よくある質問
満期マッチング型債券ETFを目標年まで保有すればリターンは保証されますか?
預金のような保証ではありません。目標年まで保有すれば、ファンド組成時に見積もられた利回りにおおむね近い成果が期待できますが、実際の結果は組入債券の発行体全てが元利金をきちんと支払うかどうかにも左右されるため、信用リスクがなくなるわけではなく、あくまで分散されているにすぎません。
一般的な債券ETFとの違いは何ですか?
一般的な債券ETFは満期を迎えた債券を随時新しい債券に入れ替え、平均満期をほぼ一定に保ち続けて運用が続くのに対し、満期マッチング型ETFは時間の経過とともに平均満期が短くなっていき、ファンド自体も特定の目標年前後で終了するように設計されています。