慈悲の瞑想(ラビングカインドネス)のやり方

順番に沿って、自分自身から少しずつ思いやりの範囲を広げていきましょう。

  1. 楽な姿勢で座り、呼吸を整える

    静かな場所で楽な姿勢で座り、深呼吸を数回繰り返して体の緊張をほぐします。

  2. 自分自身に温かい言葉を送る

    「私が安らかでありますように、私が健康でありますように、私が幸せでありますように」といった言葉を心の中でゆっくり繰り返し、自分自身に温かい気持ちを送ります。伝統的に慈悲の瞑想は、まず自分自身への思いやりから始まります。

  3. 大切な人へ気持ちを広げる

    家族や友人など思い浮かべやすい人をイメージしながら、同じ言葉をその人に送ります。

  4. 中立的な人へ広げる

    特に強い感情を持たない人、例えばよく顔を合わせるけれどあまりよく知らない近所の人や同僚を思い浮かべ、同じように温かい気持ちを送ります。

  5. 苦手な相手へ広げる

    余裕があれば、対立したことがある人や気まずさを感じる相手にも、慎重に同じ言葉を送ってみましょう。最初から無理に行うのではなく、慣れてから少しずつ試すのがおすすめです。

  6. すべての存在へ広げる

    最後に「すべての存在が安らかでありますように」というように範囲を広げ、世界のすべての存在へ気持ちを送って瞑想を終えます。

自分自身に優しくなるための練習

慈悲の瞑想(ラビングカインドネス、メッタ瞑想)は、自分自身と他者への温かい気持ちを言葉の繰り返しによって育てる伝統的な瞑想法です。自己批判的な傾向がある人ほど、自分自身に向ける最初のステップで違和感を覚えることがありますが、それは自然な反応です。このガイドは一般的なウェルビーイング情報を目的としたものであり、専門的な精神保健の治療に代わるものではありません。つらさが続く場合は、専門のカウンセラーに相談することをおすすめします。

瞑想が初めての方へ

瞑想自体が初めてで、姿勢や基本的な考え方から知りたい場合は、最初の2つのステップ(呼吸を整える、自分自身へ気持ちを送る)だけを数分間繰り返すところから始めてみましょう。後半の難しいステップに無理に進む必要はありません。

よくある質問

苦手な人にも必ず気持ちを送らなければいけませんか?

いいえ、すべてのステップを順番通りに完璧に行う必要はありません。苦手な相手へのステップは慣れてから少しずつ試せば十分で、最初は自分自身と身近な人へのステップだけを繰り返しても構いません。

言葉は決まった表現を使わないといけませんか?

いいえ、例文はあくまで参考です。「私が穏やかでありますように」のように、自分にとって自然に感じられる言葉に変えて使っても構いません。