理論の内容と、スターンバーグの愛の三角理論との違い
社会学者ジョン・アラン・リーは、色を混ぜると新しい色ができるように、恋愛にもいくつかの基本となるスタイルがあり、それらが組み合わさって多様な愛し方が現れると考えました。彼はエロス、ルダス、ストーゲを3つの基本(1次)型とし、この3つが2つずつ組み合わさったプラグマ、マニア、アガペを混合(2次)型として提示しました。これは、親密感、情熱、コミットメントという3つの要素の組み合わせで愛の「形」を説明するロバート・スターンバーグの愛の三角理論とは異なります。リーの愛の色彩理論は、人によって愛に対する「態度とスタイル」が異なるという点に焦点を当てており、同じ関係の中でも二人の恋愛スタイルが異なる場合があり、その違いが関係の葛藤や相性に影響を与えることがあると説明されています。
どのように測定するか
心理学者クライド・ヘンドリックとスーザン・ヘンドリックは、リーの理論を実際に測定できるよう恋愛態度尺度(Love Attitudes Scale)を開発しました。この尺度はその後、恋愛心理の研究において、個人の恋愛スタイルと関係満足度、葛藤への対応方法との関連を調べるために活用されてきました。
よくある質問
一人の人が複数の恋愛スタイルを同時に持つことはありますか?
はい。リー自身もこの6つの類型を純粋な「理想型」として提示したにすぎず、実際の人は複数のスタイルが混ざった形で愛を経験すると考えました。恋愛相手や関係の時期によって、際立つスタイルが変わることもあります。
マニア型は常に良くない愛し方なのですか?
マニアは執着や不安が目立つスタイルとして説明されますが、これは愛の「正しさ」を判断する概念というより、特定のスタイルが関係の中でどのような難しさに直面しやすいかを説明する概念に近いといえます。自分の恋愛スタイルの傾向を理解することは、関係の中で繰り返されるパターンを振り返る参考になります。