韓国語の呼び方・肩書き入門:誰を何と呼べばいいのか

各ステップをタップして、職場から近所のお店まで、韓国語での適切な呼び方を身につけましょう。

  1. 사원・대리・과장・부장:職場の役職の階段

    韓国の職場では、新入社員クラスの사원から대리、과장、차장、부장へと上がっていく役職の階段が一般的で、同僚は名前ではなく「姓+役職」で呼ばれます。과장(課長)の役職についているキムさんなら、単に「キム課長(김 과장님)」と呼ばれます。

  2. 「-님」:ほとんどの肩書きを丁寧にする敬称

    肩書きや役割に「-님」を付けると丁寧な表現になります。과장に付ければ과장님、고객(お客様)に付ければ고객님(お客様)になります。相手の正確な役職がわからないときは、「선생님」を代わりに使うのが無難な丁寧表現です。

  3. 선생님:見知らぬ相手への万能な丁寧語

    文字どおりには「先生」を意味しますが、선생님は職業に関係なく見知らぬ大人を丁寧に呼ぶための万能語として広く使われています。日本語の「〜さん」よりも一段丁寧な、少し温かみのある呼びかけに近い感覚です。

  4. 사장님:「社長」と呼ぶ礼儀

    小さな店や飲食店では、実際の経営者かどうかにかかわらず、その場を切り盛りしている人を사장님(社長)と丁寧に呼ぶのが一般的です。実際の肩書きを確認しているのではなく、その役割への敬意を示す呼び方です。

  5. 이모・삼촌:家族の呼び方を他人に借りる

    多くの食堂や市場では、血縁関係がなくても年配の女性店員を이모(おばさん)、年配の男性店員を삼촌(おじさん)と呼びます。より距離のある堅い呼び方の代わりに使われる、親しみを込めた表現です。

  6. 오빠・언니・형・누나:友人にも使う「お兄さん・お姉さん」

    これらの言葉は文字どおりには年上の「兄」や「姉」を意味し、話し手自身の性別によって使う語が変わりますが、実際の血縁関係がなくても、少し年上の親しい友人に対して日常的に使われます。

  7. 関係性に合わせて呼び方を選ぶ

    適切な呼び方は相手の年齢、立場、親しさの度合いによって変わります。迷ったときは、相手の役職がわからなければ선생님、わかれば「姓+-님」を選ぶのが最も無難です。

韓国語の呼び方が名前だけで済まない理由

韓国語では、他の多くの言語に比べて名前そのものを使う場面が少なく、特に年上や目上の相手にそのまま下の名前を使うと、馴れ馴れしく、時には失礼に聞こえることがあります。だからこそ、肩書きや役割に基づいた呼び方が、他の言語であれば名前が担うはずの社会的な役割を大きく担っているのです。

役職を廃止し、フラットな呼び方へ移行する職場も増えている

スタートアップやIT企業を中心に、従来の役職の階段そのものを廃止し、全員を「下の名前+-님」で呼ぶ会社が増えています。これは組織の上下関係をあえてフラットにし、年次や役職に関係なく意見を交わしやすくするための意図的な取り組みです。

よくある質問

肩書きを付けずに名前だけで呼ぶのは失礼ですか?

親しい同年代や年下の相手であれば、下の名前だけで呼んでも問題ないことが多いですが、明らかに年上や目上の相手に同じことをすると、馴れ馴れしいと受け取られがちです。名前に肩書きや敬称を添えるほうが安全です。

役職制度がない職場ではどう呼べばいいですか?

従来の役職の階段を持たない会社では、年次に関係なく全員を「下の名前+-님」で呼ぶのが一般的になりつつあります。よりフラットで上下関係の少ない呼び方の文化を採用する職場が増えていることの表れです。