染色ロットの記録が見た目以上に重要な理由
毛糸や布は、同じ商品名・同じ色番であっても、染色ロットが違えば微妙に色合いが変わることがあり、その差は完成品を並べて良い光の下で見るまで気づかないことも珍しくありません。途中で糸が足りなくなり、記録していない別ロットの糸で仕上げてしまい、色ムラができてしまうのは、手芸においてよくある、しかも防ぎやすい失敗の一つです。
記録の効果は1作品目より、2作品目・3作品目で発揮される
週末で仕上がるような一つの作品だけを見ると、記録をつける手間は無駄に思えるかもしれません。しかし本当の効果が現れるのは5作品目あたりです。セーターの針のサイズを選ぼうとしたとき、実はほぼ同じパターンで数か月前にすでに同じ問題を解決していたことに、記録が残っていれば気づけます。
よくある質問
紙のノートとアプリ、どちらが向いていますか?
どちらでも構いません。紙のノートはログインなしですぐ使えて手軽な一方、アプリは毛糸のメーカー名やパターン名から過去の記録を検索しやすいという利点があります。どの形式を使うかより、継続的に記録をつける習慣のほうがずっと重要です。
小さくてすぐ終わる作品でも記録しておく価値はありますか?
はい、また似たようなものを作る可能性が少しでもあるなら価値があります。実際に最も役立つのは、意外にも2年前に作った簡単な帽子のような、記録がなければゲージの詳細を誰も覚えていない、小さくて忘れられがちな作品の記録だったりします。