カバディの基本ルール完全ガイド

道具を一切使わず、体と息だけで競い合うカバディ。アジア大会で見たことはあってもルールは知らないという人のために、基本を整理しました。

競技の目的

カバディは道具を一切使わず、体だけでぶつかり合う南アジア発祥のコンタクトスポーツで、攻撃側の選手一人が相手陣地に侵入して守備側にタッチし、自陣に戻ってくると得点が入る。インド、イラン、バングラデシュなどで特に人気が高く、アジア大会の正式種目でもある。

レイド(攻撃)の基本ルール

攻撃側の選手(レイダー)は息を止めたまま「カバディ、カバディ」と繰り返し唱えながら相手陣地に入り、息が切れる前にできるだけ多くの守備選手にタッチして自陣に戻る。タッチに成功した人数分の得点が入る。

息止め(チャント)のルール

レイダーは攻撃中、一度も息を吸うことなく「カバディ」という言葉を唱え続けなければならず、これを「チャント」と呼ぶ。途中で息が切れたりチャントが途切れたりすると反則となり、その攻撃は無効になる。

タックル(守備)のルール

守備側はレイダーが自陣に戻れないように捕まえたり倒したりする「タックル」を仕掛けることができ、レイダーが息切れしたり自陣に戻れず捕まったりすると守備側に得点が入る。複数の守備選手が同時に一人のレイダーを止める協力守備が重要な戦略になる。

コートとチーム編成

コートは中央のラインを境に左右2つの陣地に分かれ、1チーム7人ずつがコートに出て攻撃と守備を交互に担当する。国際大会では前後半各20分で試合が行われ、より多く得点したチームが勝利する。

オールアウトとボーナスポイント

守備側の選手が全員アウトになると攻撃側にさらに2点が追加される「オールアウト」というルールがあり、レイダーが境界線である「ボーナスライン」を踏んでタッチにも成功すると追加点が入るボーナスルールもある。

南アジアで絶大な人気を誇る競技

カバディはサッカーやクリケットに匹敵するほど南アジアで人気が高いスポーツで、インドのプロリーグ「プロ・カバディ・リーグ」は数億人が視聴する大規模なスポーツイベントに成長した。特別な道具を必要とせず体一つで楽しめるため、長い間村単位の伝統的な遊びとしても受け継がれてきた。

アジア大会でおなじみの種目

カバディは1990年の北京アジア大会から正式種目として採用され、現在まで続いている。単純に見えるルールの中に、息止め、瞬間的な反応速度、チームワークが同時に求められる奥の深いスポーツである。

よくある質問

レイダーが「カバディ」と唱え続けられなくなったらどうなりますか?

チャントが途中で途切れると即座に反則となり、その攻撃は無効になって相手チームに攻撃権が移ります。そのため選手たちは息を止めながらも発声を途切れさせないよう、専用の練習を積んでいます。

守備側の選手が複数人で同時にレイダーを捕まえてもいいのですか?

はい。カバディでは複数の守備選手が同時に一人のレイダーを協力して止めることが認められており、むしろ推奨される戦略です。ただし、レイダーがその包囲を突破して自陣に戻ることに成功すると、捕まえていた守備選手の人数分だけレイダー側に得点が入ります。