オフィスソフト認定試験とは?実際に何を評価するのか

多くの国に、オフィスソフトの実務スキルを測る何らかの資格試験があります。こうした資格が一般的に何を評価するのか、受験する価値があるかどうかの考え方を紹介します。

理論だけでなく実技を重視することが多い

選択式の理論問題だけでなく(あるいはそれに加えて)、実際のソフト上で文書やスプレッドシート、プレゼン資料を制限時間内に作成し、模範解答と照らして採点する形式の試験が多く見られます。

受験する科目(ソフト)を選べることが多い

ワープロ、表計算、プレゼンテーション、場合によってはデータベースや基本的なインターネット活用まで、通常はソフトごとに別々の資格として認定されるため、自分の業務に関係あるものだけを選んで取得できます。

単純な合否ではなく等級で評価されることが多い

多くの試験は合格・不合格の二択ではなく、A・B・Cといった等級や点数帯で結果を示すため、合格したかどうかだけでなく、どの程度の出来だったかも意味を持ちます。

世界的に最も広く認知されているのはMicrosoft Office Specialist(MOS)

MOSは世界数十カ国で、多くの場合その国の言語で実施されており、Word・Excel・PowerPointなど特定のOfficeアプリの活用力を評価します。ただし試験バージョンや難易度は国やOfficeのバージョンによって異なります。

具体的な試験名や通用度は国によって異なる

例えば韓国には、国内で広く知られているものの国際的には実施されていない独自の国家公認資格「ITQ」があります。他の国ではMOSやIC3、あるいは各国独自の資格が使われていることも多いため、資格を選ぶ前に、実際に住んでいる国の企業や学校でその資格がどう評価されるかを確認することが大切です。

そもそもなぜ企業や学校がこうした資格を求めるのか

資格は、実際の作成物を一つひとつ確認しなくても、基礎的なソフト活用力を素早く客観的に示せる手段です。新卒や未経験者向けの採用、学校の単位認定、応募書類の一項目として使われることが多い一方で、実務経験そのものの代わりにはなりにくい点も知っておく価値があります。

一国の資格がそのまま他国で通用するとは限らない

韓国のITQのように、自国内では広く認知されている資格でも、他の国の企業にとっては必ずしも意味を持つとは限りません。MOSのような国際的に実施されている資格の方が国境を越えて通用しやすい傾向はありますが、それでも受験する前に、応募先の企業や学校がその資格を実際に評価しているかどうかを確認しておく価値があります。

よくある質問

パソコン活用能力を測る資格試験は、世界共通の一つの試験なのですか?

いいえ。具体的な試験内容も、どれくらい重視されるかも国によって大きく異なります。国によっては独自の国家公認資格があり、別の国では主にMOSやIC3のような国際的に実施されている資格が使われています。

オフィスワークに就くために、こうした資格は必須ですか?

多くの場合、必須ではありません。ただし、特にまだ実務経験が少ない学生や社会人経験の浅い応募者にとっては、基礎的なソフト活用力を手早く低コストで示す手段として役立つことがあります。