なぜ同じ国に3種類ものコードがあるのか
コードの長さ、読みやすさ、技術的な互換性に対するニーズは用途によって異なる。ドメインシステムは短い2文字コードを好み、証明書や券面のような場面ではやや読みやすい3文字コードが好まれ、ラテン文字に依存しない基盤システムやデータベースでは純粋な数字コードが好まれる。ISO 3166が3種類のコード体系を同時に維持しているのは、まさにこうした異なるニーズに応えるためである。
割り当てられたコードは変わることがあるのか
国コードは全体としては安定しているが、国名の変更、国家の分裂や統合といった事態が生じた場合、規格を管理する機関が該当するコードを調整したり、新たに割り当て直したりすることがある。そのため、過去のデータや長期保存されるシステムを扱う際には、国際情勢の変化に伴ってコード自体が更新されることもある点に留意しておくとよい。
よくある質問
中国のISO 3166コードは3種類それぞれ何か
中国の2文字コードはCN、3文字コードはCHN、数字コードは156である。3つとも同じ国を指しているが、使われる場面やシステムが異なるだけである。
ISO 3166コードと国際電話の国番号は同じものか
いいえ、違う。ISO 3166は国・地域を表す文字・数字コードの規格であり、主に住所やドメイン、身分証明書などの場面で使われる。一方、国際電話の国番号(例えば中国の+86)は国際電気通信連合(ITU)が別途割り当て、管理しているもので、両者の体系は互いに独立しており、混同して使うことはできない。