P2Pクラウド方式とVPN方式、どちらを選ぶか
P2P・クラウド方式は設定が最も簡単で、カメラがインターネットからの直接の着信接続を一切受け付けず、メーカーのサーバーへ自ら接続しにいくだけなので、ほとんどの家庭にとって扱いやすい方法です。VPN方式は初期設定にやや手間がかかりますが、メーカーのクラウド基盤に一切依存せず、カメラをパブリックインターネットから完全に見えない状態に保てるため、セキュリティを最優先したい場合や、第三者のクラウドサービスに映像を預けることに抵抗がある場合はこちらのほうが適しています。
カメラを直接インターネットに公開することが実際にリスクである理由
インターネット上でカメラを含む公開機器を専門的にスキャンし、メーカーや所在地、開いているポートごとに索引化する検索エンジンが実在します。初期パスワードを変更しないユーザーが多いことと相まって、ポートフォワーディングによる直接公開が原因で、他人の自宅の映像を見知らぬ第三者が覗き見ていたという事例が実際に多数報告されています。どうしてもカメラを直接公開する必要がある場合は、最低限、初期パスワードを変更し、管理画面全体ではなく映像ストリーム用のポートだけに絞り、HTTPSを必須にしてください。
よくある質問
ポートフォワーディングが必須になるカメラもありますか?
あります。一部の旧型カメラや業務用のNVRシステムはクラウドアプリに対応しておらず、ポートフォワーディングやVPNが必須になる場合があります。その場合でも、管理画面のポートではなくカメラの映像ストリーム用ポートだけを最小限に開放し、強力なパスワードとHTTPSを必ず併用してください。
スマートフォンアプリに「P2P」と表示されていますが、安全ですか?
カメラメーカーが正規に運営しているP2Pクラウドサービスであれば、カメラを直接インターネットに公開しないため、手動のポートフォワーディングより安全な傾向があります。ただし、すべてのサービスが同じように信頼できるわけではないので、よく知られたメーカーの正規アプリかどうかを確認して利用するのが安心です。