クラス方式がアドレスを無駄にしていた理由
クラスフル方式ではネットワークの大きさが/8、/16、/24の3種類にしか固定されていなかったため、例えば2,000個のアドレスが必要な組織にも65,534個収容できるクラスBを丸ごと割り当てざるを得ませんでした。これが多くの組織で積み重なり、大きな無駄につながったことが、後にこの方式が置き換えられた大きな理由の一つです。
クラスDとEは特殊な用途以外ではほとんど登場しない
クラスA・B・Cとは異なり、クラスD(マルチキャスト)とクラスE(予約)は一般的な機器には割り当てられません。クラスDはルーティングプロトコル間の通信や動画配信のグループ送信などで使われ、クラスEは研究・将来用として予約されたまま、通常のインターネット通信にはほぼ登場しません。
よくある質問
今もインターネットのルーティングにクラスの概念は使われていますか?
いいえ。1993年以降はCIDR方式が実質的な標準となっており、実際のルーティングではクラスの境界は考慮されません。「クラス」という用語は、プライベートIP帯を説明したりネットワークの基礎を教えたりする際の便宜的な呼び方として今も使われています。
自分のIPアドレスが何番のクラスか、どうすれば分かりますか?
IPアドレスの先頭オクテット(一番最初の数字)の値を確認するだけです。0~127ならクラスA、128~191ならクラスB、192~223ならクラスC、224~239ならクラスD、240~255ならクラスEです。