棚卸しのやり方と実査表に必要な項目 完全ガイド

実地棚卸しの精度は、記録に使う実査表の作り方次第で大きく変わります。入れるべき項目と、棚卸しの精度を保つコツを紹介します。

品目名だけでなく品番・バーコードも記載する

品目名だけでは似た商品同士を取り違えやすいため、品名とあわせてSKU・バーコードなどの品番も記載します。

保管場所の記入欄

どの通路・棚・保管区画でカウントしたかを記録します。同じ品目が複数の保管エリアに分散している倉庫では特に重要です。

数量の単位

個数・ケース・箱・重量など、何を単位に数えているかを明記します。単位を明記せずに数えることは、実査ミスの最も多い原因の一つです。

実数量とシステム上の数量を並べて記入

実際に数えた数量を記入する欄を、想定数量(帳簿上の数量)の隣に設けておくと、その場で差異が一目でわかり、二度手間を防げます。

担当者名と実施日

どの担当者がいつその行をカウントしたかを記録します。責任の所在を明確にするだけでなく、再カウントが必要な箇所を見つけやすくなります。

全数棚卸しと循環棚卸し(サイクルカウント)の違い

全数棚卸しは全品目を一度に数える方法で、多くの場合年に1回行われ、通常業務を一時的に止める必要があります。一方、循環棚卸し(サイクルカウント)は在庫の一部を日次・週次などの周期で順番に数えていく方法で、業務を止めることなく時間をかけて全体をカバーでき、差異にも早く気づけます。

カウントミスを減らす方法

高額な商品や間違えやすい商品については、2人がそれぞれ独立してカウントする「ブラインドカウント(カウント担当者に想定数量を見せない方法)」を行うと、1人での確認では見逃してしまうミスに気づけます。また、記憶に頼らず数えたその場ですぐに数量を記録することも、ミスを大きく減らします。

よくある質問

全数棚卸しはどれくらいの頻度で行うべきですか?

多くの企業は年に1回(多くの場合決算期末)全数棚卸しを行い、それに加えてより頻繁な循環棚卸しを組み合わせています。適切な頻度は在庫の金額、ロス(棚卸差異)のリスク、差異が業務に与える影響の大きさによって変わります。

実数量とシステム上の数量が食い違う主な原因は何ですか?

記録されていない破損や劣化、盗難やロス、入出庫時の記録ミス、カウントミス、想定と異なる場所に保管されていて見落とされたり二重カウントされたりすることなどが主な原因です。