国際宇宙ステーション(ISS)概要

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1. 建設背景と参加国

国際宇宙ステーション(ISS)は1998年、最初のモジュールであるロシアのザーリャが打ち上げられ組み立てが始まり、2011年まで段階的に建設されました。米国、ロシア、欧州、日本、カナダが共同参加する代表的な国際宇宙協力プロジェクトです。

2. 運営機関間の協力体制

NASA(米国)、ロスコスモス(ロシア)、欧州宇宙機関(ESA)、JAXA(日本)、CSA(カナダ)など5つの宇宙機関が共同でISSを運営し、モジュールと運用費用、乗組員の座席を分担しています。

3. 軌道高度と公転周期

ISSは高度約400kmの低軌道を時速約28,000kmで回り、地球を一周するのに約90分かかります。このおかげで1日に約16回の日の出と日の入りを経験します。

4. 微小重力環境実験

ISSはほぼ無重力に近い微小重力環境を提供し、地上ではできない生物学・物理学・材料科学実験を行う宇宙実験室としての役割を果たします。

5. 代表的な科学実験

植物を宇宙で栽培する実験、長期間の無重力が人体の筋肉と骨密度に与える影響の研究、新薬開発に活用されるタンパク質結晶成長実験などが継続的に行われています。

6. 宇宙遊泳(EVA)と保守作業

宇宙飛行士は定期的に宇宙服を着て船外活動(EVA)を行い、太陽電池パネルの交換、外部機器の設置などISSの保守作業を行います。

7. 常駐人員と任務交代

ISSには通常6~7人の宇宙飛行士が常駐し、エクスペディション(Expedition)と呼ばれる任務単位で数か月ごとに交代しながら勤務します。

8. 今後の運用終了計画

NASAはISSを2030年まで運用した後、2031年初めにスペースXが開発する軌道離脱機(USDV)を利用して制御された再突入で太平洋に落下させる計画で、その後は民間商業宇宙ステーションで低軌道有人活動を続ける予定です。

ISSはどんな場所でしょうか

国際宇宙ステーションは複数の国が共同で建設・運営する地球低軌道の有人宇宙実験室です。1998年から組み立てが始まり、今も宇宙飛行士が常駐しながらさまざまな科学実験を続けています。

宇宙遊泳に必要な宇宙服もあわせて知りましょう

ISSの保守のための船外活動(EVA)には特殊な宇宙服が必要です。宇宙服が作動する原理で圧力維持と生命維持装置の構造を確認してみてください。

よくある質問

ISSには常に人がいるのですか?

はい、1998年に組み立てが始まって以降、2000年から今日まで絶え間なく宇宙飛行士が交代しながら常駐し任務を続けています。

ISSがなくなったら宇宙実験はどうなりますか?

NASAはISS運用終了後、民間企業が開発する商業宇宙ステーションで低軌道研究を続ける計画を進めています。