完全変態と不完全変態、最も簡単な見分け方
サナギの段階があれば完全変態、なければ不完全変態です。チョウやカブトムシのように幼虫と成虫の姿がまったく異なる昆虫はサナギの中で体を完全に再構成する完全変態を、バッタやトンボのように幼い頃から成虫に似ている昆虫はサナギを経ずに脱皮だけを繰り返す不完全変態を経ます。
なぜこのような違いが生まれたのか
完全変態の昆虫は幼虫の時期と成虫の時期でそれぞれ異なるエサや生息環境を利用できるため、競争を避けやすいという説が広く知られています。例えばチョウの幼虫は葉を食べますが、成虫は花の蜜を吸うというように、同じ種の中でも時期によって異なる資源を使い分けているわけです。
よくある質問
クモも変態をしますか?
クモは昆虫ではなく、節足動物の別のグループ(クモ綱)に属します。脱皮はしますが、昆虫の完全変態・不完全変態のような変態過程は経ません。
セミはなぜ幼虫期間がそんなに長いのですか?
セミの幼虫(若虫)は土の中で木の根の樹液を吸いながら、何年もかけてゆっくりと育つためです。種によって幼虫として過ごす期間は大きく異なります。