実印・認印・銀行印の基本 完全ガイド

日本では今も契約や手続きの場面で印鑑が使われます。3種類の印鑑の違いを整理しました。

実印

市区町村に登録した印鑑です。不動産の売買や登記、車の購入、相続の際の遺産分割協議書など、特に重要な契約で必要になります。

認印

登録されていない印鑑です。宅配便の受け取りや社内文書の確認など、日常的な場面で広く使われます。

銀行印

銀行口座の開設時に登録する印鑑です。実印と兼用することもできますが、防犯の観点から別々の印鑑にするのが一般的とされています。

印鑑登録の手続き

実印として使うには、住んでいる市区町村の窓口で印鑑登録をする必要があります。登録が済むと、印鑑登録証明書を取得できるようになります。

サイズと材質の目安

一般的に実印が最も大きく、銀行印、認印の順にサイズが小さくなる傾向があります。同一の印影が量産されている安価な印鑑は、他人と印影が重複する可能性があるため実印登録には向かないとされています。

印鑑登録証明書

実印が本人のものであることを証明する書類です。重要な契約の際は、実印を押した文書とあわせて提出を求められることが多くあります。

押印が不要になった手続きの広がり

2020年以降、多くの行政手続きで押印が不要になりました。ただし不動産登記や車の購入など、今も実印が必要な手続きは残っています。

なぜ今も印鑑が必要な場面が残るのか

電子契約やオンライン申請の普及により、押印そのものを求めない手続きは増えています。一方で不動産や車の購入、遺産分割協議など、本人の意思確認を特に重視する場面では、実印と印鑑登録証明書の提出が今も求められることが多くあります。

実印と印鑑登録証明書はセットで使う

実印だけを提示しても、それが本人の登録印であることを証明することはできません。重要な契約では、実印を押した文書と、市区町村が発行する印鑑登録証明書をあわせて提出することで、本人の意思確認とする仕組みになっています。

よくある質問

実印はどこで作れますか?

印章専門店やオンラインの印鑑作成サービスなどで作成できます。作成後、住んでいる市区町村の窓口で印鑑登録の手続きを行うことで、初めて「実印」として使えるようになります。

銀行印を実印と同じにしても良いですか?

制度上は可能ですが、一方の印鑑を悪用された場合に両方の用途で被害を受けるリスクがあるため、別々の印鑑にすることが一般的に勧められています。

印鑑登録証明書はどこで取得できますか?

印鑑登録をした市区町村の窓口のほか、対応する自治体であればコンビニのマルチコピー機や、マイナンバーカードを使ったオンライン交付サービスでも取得できます。