亡くなった方の負債(借金)を確認し対処する方法

ステップを順番にタップして、負債を確認してから相続方法を決める流れを見てみましょう。

  1. なぜ負債の確認を先にすべきか理解する

    相続は資産だけでなく負債も一緒に引き継ぐものなので、単純承認・限定承認・相続放棄のどれを選ぶか決める前に、まず負債の規模を把握しておくことが重要です。

  2. 資産・負債を一括で照会できるサービスがないか調べる

    国によっては、税務当局や社会保障機関などが運営する一括照会サービスを通じて、亡くなった方名義の借入や税金の滞納などをまとめて確認できる場合があります。死亡地の制度に同様の仕組みがないか調べてみましょう。

  3. 信用情報機関で信用情報を確認する

    信用情報機関が提供する故人の信用情報照会サービスを利用すると、クレジットカードの利用残高や個人ローンなど、公的な一括照会サービスでは見えない負債が見つかることがあります。

  4. 債権者から連絡が来たときは慎重に対応する

    債権者から返済を求める連絡があっても、すぐに支払うのではなく、まず資産と負債の全体像を把握したうえで、限定承認や相続放棄を検討したほうが安全な場合が多くあります。

  5. 確認作業の間も期限が進んでいることに注意する

    負債の確認には時間がかかることがありますが、その間も相続を承認・限定承認・放棄するかを決める期限は進み続けています。間に合いそうにない場合は、早めに裁判所へ期間の延長を相談しましょう。

  6. 確認結果をもとに次の対応を決める

    負債が資産を上回りそうな場合や判断が難しい場合は限定承認や相続放棄を検討し、資産が明らかに多い場合は単純承認のうえ遺産分割の手続きに進むのが一般的な流れです。

先に負債を確認し、あとで承認の方法を決める

相続人は原則として資産と負債を自由に選んで引き継ぐことができないため、何か行動を起こす前に負債の全体像を把握しておくことが、死亡後の最初の重要なステップの一つです。これは一般的な情報であり法律・金融アドバイスではないため、具体的な負債額や手続き、期限については関係機関や専門家に確認してください。

相続を承認したとみなされる行動に注意する

多くの制度では、遺産の一部を使ったり、遺産を売却したり、遺産の資金で負債の一部を返済したりする行為が、本人の意図にかかわらず相続を承認したものとみなされることがあります。負債の確認が終わるまでは、遺産の処分や遺産からの返済はできるだけ避けるのが安全です。

よくある質問

遺産で負債の一部を返済すると、相続を承認したことになりますか?

多くの国では、そうなる可能性があります。遺産に関する一定の行為が相続の承認とみなされることがあるため、負債の確認が終わり、よく考えて判断するまでは、遺産の処分や返済は避けたほうが安全です。

負債が資産より多いかどうかはっきりしない場合はどうすればよいですか?

このような場合、多くの人は資産の範囲内でのみ責任を負う限定承認を選びます。未知の負債に対するリスクを抑えつつ、残った資産があれば相続できる方法です。